ハーメネイー最高指導者「気をつけよ、敵は宗教を利用して侵入している」
2010年06月27日付 Jam-e Jam 紙

「一般民衆の方が、一部の特権階級・エリートよりも真実をよく心得ている」

〔‥‥〕イスラーム革命最高指導者はイマーム・アリー(彼に平安あれ)の生誕記念日であるラジャブ月13日に祝辞を述べ、この日は大いなる祭日であると指摘し、イマーム・アリーの人格の偉大さにふれた上で、「この偉大なる一日で最も重要なことは、このイマームの生き方、行動、発言から学ぶことである」と述べた。

 アーヤトッラー・ハーメネイーは、〔‥‥〕イマーム・アリーのもっとも優れた特質とは、知性を必要とする人々に〔自らの言動によって〕知性を授けたことにあるとの見方を示し、次のように強調した。「人々の意識の開明・啓蒙こそ、今日のイスラーム世界と社会にとって基本的に必要とされている。というのも、敵はイスラームに対抗するため、宗教や倫理という道具を手に侵入してきているからだ。しっかりとした警戒が必要だ」。

 イスラーム革命最高指導者はさらに、「彼らはムスリムではない人々の心を欺きたいときは、人権や民主主義の名を口にし、ムスリムの心と相対するときは、イスラームやコーランの名を口にする。しかしながら、彼らはイスラームもコーランも、そして人権もまったく信じていないのである」と付け加えた。

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( 翻訳者:長島太郎 )
( 記事ID:19550 )