アドゥヤマンで、シリア正教の大祭礼
2010年06月30日付 Yeni Safak 紙

「第12回古シリア正教大祭礼」がアドゥヤマンにあるモル・ペトルス-モル・パヴルス教会で、世界の多くの国々とトルコの様々な都市から訪れた数多くのシリア正教徒の参加により実現した。

今年で12回目を迎える大祭礼に参加するため、イスタンブル、イズミル、アンカラ、ドイツ、スイス、オランダ、アメリカなど多くの場所から何百人ものシリア正教徒がアドゥヤマンを訪れた。

アドゥヤマンのモル・ペトルス-モル・パヴルス教会のメルキ・ウレキ府主教は、愛と宗教同胞のため祈りをささげたと語り、次のように述べた。

「何年も前に様々な理由により去り、しかしモル・パヴルスの命日にはここに集まりかつて生きた場所と旧友を訪ねる機会としている我々のコミュニティは、祭礼で平和、平穏、愛と宗教同胞のために祈りを捧げました。私たちはここで平和の中で共に暮らしており、私たちはひとつなのです」

■「祖国に一体性、世界に平和」

モル・ペトルス-モル・パヴルスの2人ははイエス・キリストの大切な使徒であったと述べたウレキ府主教は次のように語った。

「彼らは、その生き方、精神と哲学、そしてイエスへの忠誠により、重要人物であり続けているのだと考えています。この2人の使徒は物欲を完全に放棄しイエスの教えに忠実であり続けました。この神聖な使徒たちの成熟した様子を見ると、この状況を前に私たちがどれほど神との繋がりが深いかということを少しであっても考えることができます。この神聖な使徒の祈りにより、祖国における一体性と団結、そして世界の平和を願っています」

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:19554 )