アダナの小学校、夏はペンションで活用・・一泊1.25リラ
2010年07月03日付 Hurriyet 紙


アダナ県ユムルタルク郡の海に面する小学校で夏期休暇が始まった。学校に宿泊する利用者は、学校の教室を15日間150トルコリラで借りることができ、床に布を敷いて寝る。

毎年学校をペンションとして提供しているアタテュルク小学校のオスマン・キュチュク校長は、アナトリア通信の記者に対して行った会見で、この学校とともにユムルタルク・マルチプログラム高校も休暇中にペンションとして利用されているが、同校が改修工事で利用できないため、小学校への需要がが高まったと明らかにした。

キュチュク校長は、郡国民教育局の承認によって学校の収入を確保するだけでなく低所得者が安く休暇を過ごせるよう、ペンションへと変化した小学校での休暇の季節は幸先良く始まり、初日から既に9教室が埋まったと話した。

8人で1人あたり一泊1.25トルコリラ-キュチュク校長は格安の休暇を楽しむ国民が教室の床に布を敷きベッド代わりとして寝ると説明し、次のように語った。「今年教室やテントの宿泊価格を上げませんでした。昨年同様、今年も教室は15泊で150トルコリラ、テントについては130トルコリラで宿泊できます。どの教室でも、各家族最低8人泊まっている。このため、1人あたりの宿泊費は1泊1.25トルコリラとなります。

近年始めたペンション化に、利用する国民だけでなく私達も満足しています」キュチュク校長は、テントを利用する宿泊客のために学校の中庭に電気が供給されたと明らかにし、「宿泊客が利用する電気や水の料金は一切頂いていません。外で私達が用意したキャビンで宿泊客はシャワーを浴びることもできます」と述べた。

宿泊客はアウトドア用コンロを使って食事を作り、長机を並べて眠り、また長机を調理台として使い、ここへ来たことに満足していると語った。

アダナから来たゼイネップ・シュレルさん(50)は、「ここへ来たのは、近くて、安くて、とてもきれいだからです。また何でも手に入り、野菜や果物が安いです。海も目と鼻の先です」と言った。

ジェイハンから来たセルチュク・デミルさんは「4年前からここへ来ています。

私達にとって最も重要なのは学校ペンションの値段です。ここへひと月で300トルコリラ払います。学校は海にとても近く、またいつも風が吹いているので汗をかくこともありません。

庭がとても広くて子供たちが心行くまで遊べます。また安全で、快適です。買い物も簡単で、海もとてもきれいで近いです。何も困ることはありません」と話した。

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( 翻訳者:熊谷沙織 )
( 記事ID:19580 )