米艦船によるイラン旅客機撃墜事件、22度目の記念日を迎える:大統領がメッセージを発表
2010年07月04日付 Jam-e Jam 紙
イラン大統領は、ペルシア湾で起きた米軍艦ヴィンセンスによるイラン旅客機撃墜事件の22周年記念日に際してメッセージを発出し、その中で、この事件はアメリカのリベラル・デモクラシーの汚辱に満ちた記録の中でも、際立って黒ずんだシミとして残っていると述べた。
イラン大統領広報室の報告によると、アフマディーネジャード大統領はメッセージの中で、以下のように述べた。「この悲しむべき人災は、単なる事故としてではなく、実際には人類に対する宣戦布告であり、人権とテロとの闘いを主張する〔米政府をはじめとする〕組織にとって、永遠の恥として理解できよう」。
同氏はさらに、次のように指摘した。「嫌われ者の当時の米大統領が、航空母艦ヴィンセンスの罪深き殺人鬼の艦長に勲章を授ける〔※〕など、知性や理性、人類愛を享受する人間にとって、説明しえない行為だ」。
〔※ヴィンセンス艦のロジャーズ艦長他が1990年に、任務を優秀に果たしたとして、当時のブッシュ大統領によって勲章を授けられたことを指す〕
大統領はこのメッセージの中で、290名の無実の虐げられた殉教者たちの記憶を称え、世界各地における人類の目覚めし良心に対して、〔同事件への〕再度の裁きを求めた。
エアバス機撃墜事件の殉教者たちを敬う式典は、昨日〔2010年7月3日〕、永遠なる「ペルシア湾」に花束が投げ入れられるなかで、行われた。
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( 翻訳者:曽田茜 )
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