南東アナトリアで投石・店舗閉鎖―シュルナクでPKK5人殺害をうけ
2010年07月05日付 Milliyet 紙

シュルナクとジズレでは店舗を閉鎖した。

トルコ南東部の騒乱の中で、シュルナク出身のPKKのテロリスト5名が3日前に保治安部隊と衝突し、殺されたことを受け、シュルナク市中心部とジズレ郡では店舗を開けなかった。ジズレ郡ではバリケードを作って道路を封鎖したデモ隊が、道路総局第95支部のビルに投石した。

スイィルト市のペルヴァリ郡ドアン村サルヤプラク軍事基地で7月1日に起こったPKK党員による攻撃で、中尉1名、兵士1名、村落防衛隊3名が殉職した。この攻撃の際に殺されたPKKのテロリスト12名のうちの4名と、ジズレ郡で一昨晩に警察との衝突で殺されたアブドゥッラー・ヘザルの、計5名のPKK党員がシュルナク出身であるという事を受け、今日店舗のシャッターを閉め、抗議した。

スイィルト市のペルヴァリ郡で殺されたPKK党員たちのうち4人が今日市に運ばれ、埋葬される事が分かると、シュルナク市とジズレ郡ではパン屋と薬局以外の商店が休業し、警察は厳戒態勢をとった。戦略上重要な場所では装甲車を使う特殊部隊が配備された。

■ジズレ郡で事件発生

ジズレ郡では、昼ごろに大半が子供からなる約50人が集まり、焼いたタイヤや石でイディル道路を封鎖した。デモ隊の一部は同じ地区にある道路総局第95支部のビルに投石し、窓ガラスを割った。

警察は車からデモ隊に向けてアナウンスで解散するようにと警告し、家族や子供たちの面倒をみるようにと要求した。デモ隊が焼いたタイヤを消火するためにこの地区に向かった消防車も投石を受けると、戻って行った。

これに対し警察は、デモ隊に催涙ガスをまき、解散させた。脇道へ逃げたデモ隊は警察に石で応戦し、警察に追いかけられた。平和民主党(BDP)党員により、殺されたPKK党員の遺体が運ばれると発表されると、ジズレ郡民はBDPのビルの前に集まり始めた。郡では厳戒態勢が敷かれる中、人々は緊張の面持ちで見守っている。

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:19602 )