アサド・シリア大統領「トルコはイスラエルとの関係改善を」
2010年07月06日付 Milliyet 紙


バッシャール・アサド・シリア大統領は、トルコとイスラエルの関係が改善しないと、トルコが地域平和のために貢献できなくなり、今回の件が地域和平の可能性を減じ、戦争の起きる確率を高めるだろう、と語った。

バッシャール・アサド・シリア大統領は、「もしトルコとイスラエルの関係が改善されなければ、トルコが地域平和のために役割を果たすことはとても難しくなるだろう」と述べた。

アサド大統領は、スペインで会見を行ない、イスラエル・トルコ間の緊迫状態は、地域一帯に害を及ぼすと語った。そして、イスラエル・トルコ間の関係悪化は、中東に悪い影響を与えると述べた。

バッシャール・アサド大統領は、中東地域における緊張状態の原因として、イスラエルの「マヴィ・マルマラ」襲撃を例に挙げ、同国の態度を非難した。

アサド大統領は、シリア・イスラエル間の和平交渉についても言及し、パレスチナの人々と進めてきた和平交渉が進展しない場合、イスラエルとの協議は不可能であると語った。アサド大統領は、二国間の緊張は、戦争の起こる可能性を高めていると述べた。

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( 翻訳者:大久保はるか )
( 記事ID:19615 )