国家気象総局は「今夜イスタンブルとマルマラでは24時間で1平方メートルあたり150キロの降水がある。洪水の危険がある」と警戒を発した。
これに関し記者会見が行なわれ、総局長のメフメト・チャーラルは、豪雨は6時間振り続けるだろうとした。またチャーラルは、大雨が朝まで続くことを明らかにした。雨は5日間降り続くと見られている。
行なわれた最終の調査によると、トルコ北西部はバルカンにきている新しい雨雲の影響を受け始めている。
国家気象総局の情報によると、北西部と黒海地方の中部及び東部、アマスヤ、チョルム、アルトヴィンとアルダハン周辺で降水と雷を伴った強い雨が、正午にはトラキヤ、西部の黒海西岸の内陸部、チャナッカレ、チャンクルとイスタンブルのチャタルジャとシリヴリ地方で、夕方にはマルマラの北部と西部、ボル、ドゥズジェ、ゾングルダク、カラブク、バルトゥンとアンカラのベイパザル、ナルハン、チャムルデレ、クズルジャハマムとギュドゥル県で、夜にはイスタンブルで激しく猛威を振るうと予想されている。
気温はトラキヤで体感できるほど(5~7度)下がり、マルマラとエーゲ海沿岸でも低下し、他の地方ではそれほど変化はないとされている。
風は基本的には北や北東の風で、地中海沿岸部と東と南東アナトリアでは南や南西から弱く吹き、時折中程度の風が吹く。正午からはマルマラと雨が降っている地域では降雨時に強く吹くだろう。
-警告-大雨警報:降水が、夜中にイスタンブルで猛威を振るうとされていることから、予想される影響(洪水、浸水、落雷、大雨に伴う嵐など)に対して関係者と市民の注意が必要になる。
大雨警報:雨は、日中トラキヤ、黒海西岸の内陸部、チャナッカレ、チャンクルとイスタンブルのチャタルジャとシリヴリ県で、夕方にからはマルマラの北部と東部、ボル、ドゥズジェ、ゾングルダク、カラブク、バルトゥンとアンカラのベイパザル、ナルルハン、チャムルデレ、クズルジャハマムとギュドゥル県で猛威を振るうと見られており、影響に対して関係者と市民の注意が必要になる。
■サルイェル市では災害デスクが設置された
サルイェル市は、イスタンブルで予測されている大雨と悪天候の影響を市民が被らないようにと災害デスクを設置した。
サルイェル市で行なわれた会見によると、大雨が最も大きく影響を及ぼすとされる郡であるサルイェルで、予測される問題に対処し、市民が通常通りの生活を送ることができるよう、設置された災害デスクにおいて原則24時間体制での対応が行なわれる。
災害デスクの番号は以下である:0 212 299 70 72 と 299 70 73
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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:19641 )