PKK、トゥンジェリ近郊で2人を誘拐
2010年07月09日付 Milliyet 紙

PKKのテロリストグループはトゥンジェリとオヴァジュク郡をつなぐ国道を遮断、車を停止させて身元検査を行った。一台の車に火をつけたPKKは2人を誘拐した。

本日(9日)早朝、トゥンジェリ-オヴァジュク国道の40キロメートル地点で道路を遮断したPKKのグループは国道を通行する車を停止させ身元検査をした。
PKKのメンバーは車に乗っていた人たちに組織のプロパガンダを行い、AKP(公正発展党)と関係があるといわれる1台の車輌に火をつけ燃やした。PKKは、この車に乗っていた2人を拉致し道路を遮断した場所に爆弾をしかけた後、山林地帯にある奥深い谷に向かって逃亡した。

ある警察官がオヴァジュク郡警察署に任命されたのだが、彼は新任地に向かう際に道路が遮断されていることに気づき軍警察に通報した。このため同地域に初めはコブラ・ヘリコプター2機が派遣されてPKKが逃げこんだ奥深い谷と道路を集中して爆撃した。さらにトゥンジェリ第4特殊旅団司令本部に所属する職業軍人からなる部隊もシコルスキー・ヘリコプターにより同地への派遣が開始された。このためトゥンジェリの上空は多数のヘリコプターが飛来した。

トゥンジェリ-オヴァジュクをつなぐ国道はオペレーションの継続と安全のために交通が遮断された。

■ビヤホールに手榴弾
午前3時後頃、トゥンジェリ中心部にあり、ホステスがいるビヤホールに手榴弾が投げ込まれた。手榴弾はビヤホールの閉店時間に投げ込まれたために爆発による死者や負傷者は発生しなかったもののビヤホールは物質的な損害を被った。PKKは1週間前にもホステスのいる別のビヤホールに音響爆弾を投げ込んでいた。警察はこの事件との関連性の捜査を開始した。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:19649 )