ギリシャ側キプロスに屈服―ジェニファー・ロペス、コンサートをキャンセル
2010年07月09日付 Radikal 紙


キプロスのギリシャ系住民によるラジオ番組は、ジェニファー・ロペスが北キプロスで開催する予定だったコンサートをキャンセルしたことを報じた。ロペスの公式ホームページには、「ジェニファー・ロペスは、人権侵害を行っているいかなる政府、国家、政権に対しても積極的に支持することは出来ません」という文章が記載されている。
ポップスターのジェニファー・ロペスは、北キプロスの平和記念日である7月20日に公式オープンする、ギルネ地区のクラトスプレミアムホテルでのガラコンサートをキャンセルした。

 キプロスのギリシャ系住民によるラジオ放送は、ロペスが「キプロスのギリシャ系住民や、ギリシャ国民の反応を鑑みて(コンサートを行うという)決定を見直し、北キプロスに赴くことを断念したことを明らかにした」と報じている。ロペスは、7月24日にクラトスプレミアムホテルのステージに立つ予定となっていた。

ホテルを建設したボズグループの副会長であるムラト・ボズオールは、先日行った会見において、ギリシャ系住民がオープンを迎えるギルネ地区のクラトスプレミアムホテルでのコンサートを阻止しようとしているが、ジェニファー・ロペスとの契約は切れていないことに言及し、「大きな問題はないはずです。願わくば彼女自身をゲストとして迎えたいと考えております」と語った。

■人権侵害が行われている国で・・・
ジェニファー・ロペスの公式ホームページには、「ジェニファー・ロペスは人権侵害を行っているいかなる政府、国家、政権に対しても積極的に支持することは出来ません。現状とキプロスの条件を考慮し、コンサルタントが(コンサートの中止を)ロペスに勧めたことによって、今回コンサートをキャンセルする決定に至りました。これは、 キプロスの政治的現実を前に、我々の感受性でもって(開催の有無を)考慮し、チームで下した決定です」とのコメントが記載されている。

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( 翻訳者:沓澤実紗子 )
( 記事ID:19651 )