アール山(アララト山)で登山道清掃、ゴミどっさり
2010年07月10日付 Hurriyet 紙

トルコの屋根とも呼ばれるアララト山のドウバヤズィットへの公式登山道で行なわれた清掃作業の結果、約1000袋にも及ぶゴミが回収された。

海抜5137メートルの高さを誇るアララト山で、初の清掃キャンペーンがスタート。アリ・イェルリカヤ知事の先導で始まったキャンペーンには、ドウバヤズィットのトプチャタン村から50人のメンバーが活動にあたった。
キャンペーンはエリ村から始められ、3200メートル地点でメインキャンプ地点と4200メートルの休憩地点、頂上へ向かう山道のゴミが集められた。

アララト山を汚れから救うというアリ・イェルリカヤ知事の希望で「自分の山は自分できれいに」キャンペーンが始まったと県の環境森林局長チェシム・ギョクチェ氏は説明している。
そして1週間をかけて行なわれた清掃活動の結果、大型トラック4台分のゴミが回収されたことも明らかにした。
またギョクチェ氏は2台分のゴミはすでに麓のドウバヤズィットのゴミ収集センターに廃棄されており、残りの2台分も今後麓に下ろされる見通しであると語った。
同氏は次のように続けた。

「アララト山に登る登山家らが周辺に捨てた廃棄物は悪い慣例を作ってしまったようです。登山路、下山路、メインキャンプ、そして休憩地点で回収されたゴミはおよそ1000袋にも上ります。エリ村まで大量のゴミが運ばれましたし、岩の隙間や小川、谷川はゴミの山に変わっていました。我々の目的は神話などでも有名な神聖な山が汚れるのを未然に防ぐことです。今後このような登山家が帰りに自分でゴミを持ち帰ってくださることを望んでいます。同時にアララット山の汚れを未然に防ぐために、スポーツ選手や国民の皆さんの協力を得られることを願っています。」

県の環境森林局長チェシム・ギョクチェ氏はまた、アララト山へ登る人々の心づけを吹雪などの状況で生命の安全を確保するための避難所設置に使う計画があることを補足した。避難所は3200メートル地点のメインキャンプ場と4200メートル地点の休憩所まで150~200メートル毎に設置される予定だという。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:19655 )