ジャヴァード・ラーリージャーニー、メディア攻撃による司法の方針転換を否定
2010年07月11日付 Jam-e Jam 紙
司法権人権本部の書記は、司法機関で有罪判決が下された某被告への判決をめぐって、最近西洋メディアが大規模な攻撃を仕掛けていること〔※〕に言及し、「我が国の司法制度が、西洋の侵略やメディアの圧力を理由に、自らの方針を変更するようなことはありえない」と述べた。
〔※訳註:姦通罪で有罪宣告を受けた女性に対して投石刑の判決が下されたことに関し、アムネスティ・インターナショナルや欧米政府が批判の声を上げたことを指す〕
IRNA(イラン国営通信)の報道によると、モハンマド・ジャヴァード・ラーリージャーニー氏はこのように述べた上で、さらに次のように強調した。「イラン・イスラーム共和国に対する西洋メディアの攻撃は、いつの時も何らかの口実を用いるかたちで行われてきた。ここ数年では、イスラームの聖法の法規定が〔西洋による〕プロパガンダ攻撃のネタになっている」。
ラーリージャーニー氏は、サキーネ・モハンマディー=アーシュティヤーニーに下された判決について触れ、次のように明言した。「この犯罪者については、以下のことを指摘しておく必要があろう。まず何よりも、投石刑は我が国の憲法にも記述されているということだ。しかし裁判所の尊敬すべき裁判官たちは、きわめて限られた条件下で、このような判決を下しているにすぎない」。
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( 翻訳者:小原智恵 )
( 記事ID:19675 )