文化イスラーム指導省の支持と某民間企業の運営によって、「ヘジャーブと貞節の祭典」が過去2日間にわたって開催されたことに伴い、模範的理容師600名が表彰を受け、さらに理髪店用のヘアスタイルのカタログが彼らに配られた。

　「ヘジャーブと貞節の祭典」書記のアリー・アーベディー氏はこれについて、「この祭典は西洋文化の普及予防にふさわしい素地を提供するものだ。というのも、イスラーム指導省公認のヘアスタイルのカタログが理容師たちに配られ、顧客らの利用に供されることになるからだ」と述べ、さらに次のように付け加えた。「これらの髪型は市民に強要されるものではないが、大切なことは、時間の経過と共にこの髪型が社会に根づき、若者たちが自分の頭髪を整える際に、外国の雑誌や衛星放送で流れてくるヘアスタイルをもはや追わなくなるだろう、ということだ」。

　アーべディー氏はさらに、「我々はイスラーム指導省公認のイラン髪型カタログを、すでに約5千部発行し、顧客のヘアスタイルに今後利用してもらうために、それらを理容師たちのもとに届けた。もちろん、将来的にはこの髪型の数を増やし、それぞれに名前を付けたいと考えている。顧客が〔カタログを〕参照した際、お気に入りのイラニアン・ヘアスタイルを名前で指名し、理容師に伝えることができるようにすることが狙いだ」と述べた。

　同氏はこれらの髪型の命名方法について、「髪型名は、イラン固有の文化や各州・各都市の名前から選ぶつもりである。例えば、《オミード》（希望）と名付けたり、《シーラーズ・ヘア》といった名前を考えている」と語った。
〔※シーラーズはイラン南部の古都・州の名前〕

女性のヘア・カタログの出版も

　また、「ヘジャーブと貞節の祭典」のジャーレ・ホダーヤール委員長はイラン労働通信（ILNA）に対し、「現在のところ、われわれはイスラーム指導省公認の男性用ヘアスタイルのカタログを出すことに成功したにすぎない。しかしわれわれが望んでいるのは、女性用についても、イスラーム指導省が良しとする髪型のカタログを早急に発行することだ」と述べた。

〔後略〕

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（ 翻訳者:多田直輝 ）
（ 記事ID:19724 )