シャフラーム・アミーリー、在米イラン利益代表部に避難
2010年07月14日付 Jam-e Jam 紙
14ヶ月前、巡礼旅行の際にアメリカ当局によって誘拐されたイラン人研究者、シャフラーム・アミーリー氏がテヘラン時間で昨朝、ワシントンにあるイラン・イスラーム共和国利益代表部に現れ、テヘランへの早期帰国を求めた。
同氏はニューヨーク駐在の中央報道局記者との電話インタビューのなかで、次のように語った。「インターネット上で私のインタビュー映像が流れ、この誘拐事件によるアメリカ政府の醜態が世に知れ渡ったことを受け、彼らは事件の真実を否定し、この誘拐にふたをするために、私を黙らせ、一部の国の航空路線を利用して私をイランに帰そうとした。しかし彼らの目論みは最終的に失敗した」。
アミーリー氏はさらに、14ヶ月間にわたって多大な精神的ストレスの下にさらされたことや、武装した人々によって監視下に置かれたことなどに触れた上で、「私の話がインターネット上に配信されたその日から、アメリカは今回の事件の敗者となったのだ」と語った。
彼はまた、ワシントンにあるイラン・イスラーム共和国の利益代表部に来ることができて大変嬉しいと述べた上で、できるだけ早く故郷に帰りたいとの希望を表明した。
こうした報道をうけ、外務省のある情報筋はイラン国営通信(IRNA)とのインタビューのなかで、「外務省当局者がワシントンにあるイラン・イスラーム共和国利益代表部に連絡を入れた結果、シャフラーム・アミーリーが同代表部に避難したとの情報を確認した」と述べた。
〔後略〕
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( 翻訳者:岡本詩織 )
( 記事ID:19731 )