「軍内部のクルド人」-アソシエート・プレス誌、タブーに挑む
2010年08月07日付 Milliyet 紙

国際的な報道機関であるアソシエート・プレス誌が、「トルコ国軍でのクルド人差別」というタイトルの記事で、トルコ軍内部のクルド人兵の置かれている立場について論評した。

兵役を終えた何人かのクルド人らに話を聞いた記者は、「全てのことがタブーとはいえないものの、トルコ軍内部のクルド人というテーマは微妙な問題だ」と述べた。同誌は、イスタンブル・シェヒル大学のウミト・ジズレ氏の「この問題はパンドラの箱のようなもので、単に誰も開かなかった。」という言葉を引用した。
アソシエート・プレス誌は、兵役を行なったクルド人らが、彼らを代表しているとされるPKK(クルド労働者党)と戦ったとし、「いく人かは職業軍人として高い階級を得ている。」と述べた。

記事によると、「兵役を経験した多くのクルド人は、指令官らはおおむね良く扱ってくれたが、宿舎では人種に関するジョークや馬鹿にされることが日常だったと語った」という。アソシエート・プレス誌は、クルド人とトルコ人が第一次世界大戦でゲリボルで、また、解放戦線をともに戦ってきたことにも触れている。

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( 翻訳者:篠原絵理香 )
( 記事ID:19884 )