『ヴェラーヤトの聖域を身を挺して守る者たち2』と名付けられた国軍航空部隊による大規模軍事演習が、モルダード月9日〔西暦2010年7月31日〕からハマダーン地域で始まる。
国軍航空部隊作戦担当副司令官のモハンマド・アラヴィー航空第二准将は、IRNA(イラン国営通信)との会見の中で次のように発表した。「この軍事演習はモルダード月9日から16日〔西暦2010年7月31日から8月7日〕までの一週間、ハマダーン地域で催される」。
アラヴィー副司令官はまた、今回の軍事演習にはF-5、F-4、F-7、Su-24を含む40機以上の戦闘機が参加する予定であるとした上で、「メフラーバード、タブリーズ、ハマダーン、デズフール、ブーシェフル、エスファハーン、バンダルアッバース、シーラーズなどをはじめとするイランの全ての空軍基地が、この軍事演習に参加する予定だ」と述べた。
アラヴィー氏は同時に、この軍事演習には無人航空機も参加する予定であると発表し、「今回の軍事演習では初めて、4機の無人航空機が偵察作戦実施のために活用されるだろう」と語った。
同氏は〔‥‥〕さらに「今回の軍事演習では初めて、F-4とSu-24による夜間爆撃作戦が実施される予定だ」とも付け加えた。
アラヴィー氏は続けて、F-7とSu-24による長距離爆撃作戦の実施についても発表し、さらに今回の軍事演習は4段階に分けて実施されると指摘した上で、「この軍事演習の実施目的は、操縦士たちの戦闘能力向上とイラン空軍の力の誇示にある」と述べた。
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( 翻訳者:三浦由佳理 )
( 記事ID:19896 )