トルコ全体で7%である文盲率は、シャンルウルファ県では15%である。同県では、35万人が文盲で、その多くが女性である。65万人が小学校を卒業していない。
シャンルウルファ―シャンルウルファ県のヌーリ・オクタン県知事は、毎年5万5000人の新入生が学校に入学している県で、35万人が文盲であると話した。トルコ全体では7%である6歳以上の文盲率は、シャンルウルファ県では15%である。161万3000人の人口を有する県で、文盲の人々の77.9%は女性、22.1%は男性となっている。
シャンルウルファ県庁及び県国民教育局により開始された「女子入学プロジェクト」の枠組みで、GAP女子技術・職業高校にて式典が開催された。式典では、オクタン県知事、シャンルウルファ県の公正発展党(AKP)国会議員であるエミン・オネン氏、ムフィット・イェットキン氏、チャーラ・アクテムル・オズヤヴズ氏、国民教育省のハサン・カプラン海外教育総局長、県のハニフィ・シャーヒン国民教育局長と市民らが参加した。
■1万個の教室が必要
オクタン県知事は、式典のスピーチにて、シャンルウルファ県では毎年5万5千人の生徒が学校に入学していると話した。オクタン県知事は、県内の一教室当たりの生徒数は53人であることを強調し、以下のように述べた。
「教育問題において、トルコの平均水準を確保するためには1万個の新しい教室が必要です。昨年は約1000近い教室を確保した県に、今年は700の教室をさらに確保することを計画しています。これら教室の全てが国の支援によって建設されたわけではありません。教室建設は、教師たちの給料、農作業労働者として働く県民や同郷の慈善家らの大きな支援によるものです。それぞれの方々に心より感謝いたします」
オクタン県知事は、県の教育活動に対してあらゆる人々の支援が必要であると述べ、文盲問題に言及した。
「県で教室問題が解決すれば、学校のある期間に綿花をつむ生徒を畑で見かけることはなくなるでしょう。この県で35万人の読み書きのできないの人々がいます。また65万人も小学校を卒業していません。この状況で犯人捜しをすれば、我々は互いを傷つけあうことになるでしょう。しかしこの責任はまず私にあると考えています。このことを承知していますが、不満を述べるために話しているわけではありません。しかし、重責にあることからこうした表現を用いています。われわれが一つになり、互いに手を取り合うならば、この諸問題から抜け出せる状況にあります」
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( 翻訳者:石川志穂 )
( 記事ID:19915 )