PKK、パイプラインへテロ攻撃、通行中車両の2名死亡
2010年08月11日付 Radikal 紙

シュルナク県のイディル郡とマルディン県のミドヤット郡の間を通る石油ガス・パイプライン輸送株式会社(BOTAŞ)のケルキュック・ユムルタルック石油パイプラインを、クルド労働者党のテロリスト達が爆破する事件が起きた。パイプラインの激しい爆発に、近くを走行していた2台の車両が巻き込まれ,車の中にいた2名が焼死、1名が負傷した。

本日18時30分、シュルナク県のイディル郡とマルディン県のミドヤット郡を結ぶ道路の35キロメートル地点に位置するマーラ村近郊で、石油パイプラインが爆破されるテロ事件が発生した。

道路の端に沿って設置されている石油ガス・パイプライン輸送株式会社のケルキュック・ユムルタルック石油パイプラインが、クルド労働者党のテロリスト達によって爆破された。石油パイプラインの激しい爆発とともに火災が発生。その結果、道路を走行していた二台の車両が火災に巻き込まれ、1台の車の中にいた2名が焼死、もう一方の車の中にいた1名が負傷した。

事件後、被害地域に、治安部隊と石油ガス・パイプライン輸送株式会社、そしてイディル郡とミドヤット郡の消防隊が派遣された。パイプラインからの石油の流出を防ぐ一方、火災により道路は閉鎖された。負傷した1名は、救急車によってイディル国立病院に搬送され手当を受けた。また、焼死した2名の身元確認作業が行われている。

当局は、「燃えた車両は走行中に、爆破によってハンドル操作ができなくなり、路肩に転倒し、火が引火したのではないかと思われる」と述べた。

■ F-16戦闘機が警戒飛行を実施。

消火活動を継続する一方で、ディヤルバクル第二空軍司令部は、第八ジェット空軍本部基地からF-16戦闘機を離陸させ,被害地域上空での低空飛行による警戒活動にあたっている。他方,治安部隊は、被害地域周辺で大規模な作戦を展開し始めた。

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( 翻訳者:濱田裕樹 )
( 記事ID:19917 )