「新資料がある」―アルメニア対トルコ弁償裁判の米・弁護士
2010年08月11日付 Milliyet 紙
(「アルメニア人虐殺」として知られる)1915年の事件の際に奪われた財産に対する損害賠償を求め、トルコに対して起こされた裁判 で、アメリカのマーク・ゲラゴス弁護士は、手元へ新資料が存在していると主張した。ゲラゴス氏はこの裁判でアルメニア人を弁護する2人の弁護士のうちのひとりであり、「セレブ弁護士」としても知られている弁護士である。
マーク・ゲラゴス弁護士は、ロサンジェルスタイムズ紙のインタビューで新たに裁判を始める理由を問われ、入手した重要な資料をその理由として挙げた。しかしゲラゴス氏は、戦略的理由のために、この資料に関してこれ以上話すことはできないと述べ、「180日以内には何らかの進展があるでしょう」と述べた。また、弁償額に関する質問に対しても、まだ完全には計算していないことを述べたが、弁償要求額は数十億ドルになるであろうとの予想を示した。一方、アルメニア全世界教会カトリコス(総主教)、ガレギン2世の代理として、2人の上級聖職者が、9月19日の(ヴァン湖にある)アクダマル聖十字教会で行われる儀式に参加するために、トルコへ来ることが発表された。
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( 翻訳者:廣瀬彩乃 )
( 記事ID:19920 )