アレヴィー問題検討委員会から2つの提案―解決程遠く・・・
2010年08月13日付 Milliyet 紙

アレヴィー問題において、ジェムエヴィの法的地位を明確にする目的で設けられた委員会から2つの提案がなされた。

一つは、宗務庁(DİB)内にアレヴィー派の人々を代表する個別の部局をつくることであった。これにより、アレヴィー派、ベクタシー教団、ジャーファル派、メヴレヴィー教団のほか、ユダヤ教、キリスト教の信者を代表する部局がそれぞれつくられることになる。ジェムエヴィはここに属すこととなり、その職員は憲法第657条に従い公務員となる。

もう一つは、ファルク・チェリキ国務大臣の大臣職に属する総局、または庁の設置である。この選択肢においてジェムエヴィは礼拝施設として認可されることとなる。ジェムエヴィで働くデデは一度特別に公務員試験を受けずに職に就くことができる。アレヴィー派の宗教関係者たちは、アレヴィー・ベクタシー派の人々が運営するこの組織で教育を受けることになる。報告で注目されている他の案はDİBに並行した「アレヴィー・ベクタシー宗務庁」の設立である。しかし、憲法改正がその条件とされるこの選択肢の実現が困難であることは明らかである。

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( 翻訳者:大門志織 )
( 記事ID:19932 )