労働省人材・雇用拡大問題担当次官は、今年の春に失業率が上昇したことを明らかにした。
ハミード・ハージー・アブドルヴァッハーブ氏はイラン学生通信との会見のなかで、「イラン統計センターの報告によると、今年の春の失業率が14.6%に達した」と指摘した上で、「この数字は、昨年の冬〔=2009年12月〜2010年3月〕の時点では14.1%だった。このことは、新年に入って最初の三ヶ月間〔=2010年3月下旬〜6月下旬〕で0.5ポイント上昇したことを表している」。
同氏はまた、ファールス州をはじめとする一部の州が旱魃に見舞われたことや、大学を出た人の数が増加したことが、失業率上昇の主な要因だとの見方を示した。
昨年春の失業率は11.1%であり、昨年の夏・秋は11.3%であると発表されていた。またイラン統計センターは、昨年の年平均失業率について11.9%であったとしている。
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( 翻訳者:渡部智士 )
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