ドキュメンタリーで最後の総主教はバルトロメオスかの問いかけ
2010年08月29日付 Yeni Safak 紙

CNNインターナショナルにて、総主教座の行方に関するドキュメンタリーが放送された。このドキュメンタリーでは「バルトロメオスは最後の総主教となるか?」という問題が論議された。

CNNインターナショナルテレビは、トルコにおけるギリシャ正教徒がマイノリティーである状況と、イスタンブルの(フェネル)ギリシャ正教会総主教座の今後にかんするドキュメンタリーを放送した。

トルコではギリシャ正教徒の数が年々減少していることに注意を引きつけたこのドキュメンタリーでは、バルトロメオス現総主教が最後の総主教となる可能性があると主張された。この根拠として、トルコ政府が総主教となるためにはトルコ国籍の所有を条件としているが、総主教の候補者たちの多くがトルコ国籍を所有していないことが提示された。

バルトロメオス総主教も、政府の介入により選挙が自由に行われていないと主張した。しかし、自身が最後の総主教とはならないと信じていると述べ、以下のように話した。

「希望を抱いています。ギリシャからトルコへの移住を望む多くの若者たちがいます。これは、過去とは逆の流れです。」

CNNインターナショナルのアイヴァン・ワトソンイスタンブル特派員が制作したこのドキュメンタリーでは、トルコで暮らすギリシャ正教徒のマイノリティーという状況に関して歴史的な過程が語られた。そしてギリシャs正教徒の数が年々減少していることに注意が喚起された。

■聖職者が養成されえない

このドキュメンタリーでは、ヘイベリアダ神学校の閉鎖により聖職者も養成されえないと伝えられた。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:20053 )