公務員試験問題漏えい疑惑で、警察、大学入試センターを強制調査
2010年09月01日付 Radikal 紙
公務員試験でのカンニング問題に新たな展開!警察は、大学入試センターを強制調査し、試験問題作成委員会メンバーの部屋にあるコンピュータを押収した。
国民教育省での教員任命延期の原因となっている公務員試験でのカンニング問題に関する捜査を担当しているアンカラ県共和国検察局の命令により、警察は大学入試センターへの強制調査を実施した。警察は試験問題作成委員会メンバーが、センター内で使用している部屋にあるコンピュータを押収した。また、検察の決定に従い、委員会メンバーが使っている携帯電話に関しても調査が開始された。
高等教育機構(YÖK)は問題漏えいの可能性が高いであると発表した。それをうけ、検察は、大学入試センターの担当者が問題を漏えいしたとの疑惑をもとに、警察に大学入試センターへの調査を命じた。捜査を担当しているシャーダン・サクナン検察官は、アンカラ警察に特別捜査チーム編成の指示をだした。アンカラ警察のIT専門家からなる特別チームは、昨日午後、検察および裁判所の決定を手に大学入試センターに赴き、公務員試験の問題を作成した委員会の部屋で、委員会メンバーが使用していたコンピュータを押収した。
コンピュータの全画像ファイルがコピーされ、過去にさかのぼって、全データを保存された。部屋の6つのコンピュータのいずれかから、インターネットをつかってトルコ中に問題、ないしは問題に関する情報が配布されなかったかどうかが、この画像ファイルをもとに調査され、詳細に検討される。
■携帯電話への調査も実施
検察は、委員会メンバーのコンピュータだけでなく、彼らが使用している携帯電話の最近の通話を調査するため、裁判所から許可をえた。これにより、あやしい通話がなかったかどうかを判明させる。一方、国民教育省が教員任命を延期したのは、大統領府に付属する国家監査機構が本件について「注意喚起」を行ったためであることが判明した。
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:20076 )