2012欧州サッカー選手権予選、ベルギーを3-2で降す
2010年09月07日付 Radikal 紙
サッカーの欧州選手権予選でトルコは、ホームの試合でベルギーを3‐2で下し、久々の2連続勝利を収めてグループ内2戦2勝を収めた。ハミト、セミフ、アルダの各選手がゴールを決めた。ベルギーのファン・ブイテンが空中のボールを捉えて2度のヘディングシュートを決めたが、ベルギーは勝利できなかった。「赤い悪魔(ベルギー代表チームの愛称)」のコンパニはレッドカードを提示された。
かたやヒディンク監督率いる、決勝トーナメント進出を切望していた軽快なトルコ。対するは将来に向けた投資を早くも始めたベルギー。我々にこれから何ができるか、特に勝利を収めた後にとりあえずはしばらく議論することになろう。しかしベルギーと言えば2つのことを語らないわけにはいかない。「赤い悪魔」はサッカー監督の采配に魅了された全てのサッカー愛好者にとって夢のようなチームである。非常に若く、クラブチームであったとしても「子ども」で未熟に映る。フォワードの平均年齢は19歳、主将のベルマーレンでさえ24歳だ。確かに人は奮闘している。おそらくこうした理由で昨日(6日)はそれほど残念に思わずに国に帰った。本当のところはこれと違うのだろうか。しかし我々も実際のところ残念には思っていない。ヒディンクの影響力をあまり感じずに2戦2勝した事を甘く見てはいけない。ドイツ戦を心待ちにしていよう。
トルコは試合の序盤から攻めた。ポジショニングを巡る攻防は前半8分、「レトロな髪型」のフェライーニのシュートによって開始した。アルダの華麗なパスにトゥンジャイがアイコンタクトで対応したなら、最初の15分間ボールを支配したものの、阻まれていたトルコナショナルチームも(ゲームの支配を)開始しただろう。20分が過ぎると連続してコーナーや中盤(でチャンスがおとずれ)、ポジショニングではないが(チーム内で)自信が生まれた。しかし27分に華麗な動きでサイドをえぐったのも、これはアルダの技術に裏打ちされたものであった。たった一人の能力にかかっていたら綻びを回避できなかった。実際崩壊していただろう。28分、相手の30歳超えの2選手のうち1人であるファン・ブイテンが、トルコお決まりのコーナーからの空中のボールからゴールを許したことで先制点を奪った。この時点で0-1。
もはや試合の流れをトルコに寄せるためには、30分のハミトのシュート以上のものが必要だった。35分、あらゆるボールを引き寄せる避雷針のように中盤をを掴んだフェライーニは2本目のシュートを打つところだった。シュートは失敗。実のところ定まっていないのは、「新月と星(トルコ)」のプレースタイルだった。オメルが40分と前半ロスタイム1分に放った2度のヘディングシュートがゴールを決めていれば、チームが落ち着くための時間を稼ぐことができていた。しかし前半終了時にわかったことは、バリエーションを試すことよりも早く結果を出す必要があった。なぜなら事態は悪かったからである。
ゴールに至らなかった8本のシュートや68%のボール支配率に対して実りのないプレーをしていたナショナルチームにヒディンクは最初のてこ入れをセミフによって行った。トゥンジャイはフォワードで成果を出さなかったので、セミフはこの先ボールを支配する最も有効な手段であった。確かに素晴らしい技術を持った男が登場した。セミフとイスマイルによって始まった攻撃によって後半3分、ハミトが足でゴールネットを揺らした。これで1-1。このゴールは興奮と団結をもたらした。トルコは得点ではなく気持ちで優位に立った。これ以降ゲームは進まなかったが18分、トゥンジャイがコンパニを退場させたことで再び希望が生まれた。実際に21分、ハミトが中盤でベルギーを単独で捉え、セミフがその特有のスタイルでいつものようにゴールを決めた。これで2-1。スタンドが全てのゴールの余韻に浸ろうとしたとき、オヌルがミスを犯した。ヴァン・ブイテンが再び準備万全で仕事を知っていた。これで2-2。
トルコにはもう一頑張りが必要だった。33分、サブリと交代したギョクハン・ギョニュルの中央へのボールに合わせたアルダがゴール。これで 3-2。ここからゲームは動かなかった。そこで試合終了。こうしてユーロ2012においてトルコは華々しいスタートを切った。より一層まさにヒディンクのチームとなるよう、その際チームをご覧あれ。
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( 翻訳者:三上真人 )
( 記事ID:20117 )