革命最高指導者「制裁を失敗に終わらせよう」
2010年09月08日付 Jam-e Jam 紙

革命最高指導者「われわれは“真の抵抗経済”を創り出す必要がある」
「政府には次の2つの根本的役割を果たす責任がある。1.資産の正確かつ合理的運用、2.ビジネス環境の改善」


 革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨夕、製造業、鉱工業、農業、医療保健業など各界の起業家数百人と面会し、起業家精神とは一種の神への信仰に他ならず、価値創造行為なのだと指摘し、「偉大なるイランは今日、他の時代にもまして、労働と起業家精神を必要としている。それは鋭く舞い上がる鷲のように、進歩と発展、名誉という空間のなかで、イランが最高点に達するためなのだ」と加えた。

 同師はイスラームの見地からみた場合の労働と起業家精神の重要性について言及し、職業の創造は富の創造という重要な側面だけでなく、人間の才能の活用を用意するという役割もあるとして、以下のように述べた。「イランは今や、努力と独創性と革新の巨大な工場へと変貌を遂げた。しかしこの事実は、国の進歩と栄光ヘと向かう道のりのほんの1歩にすぎない」。

 イスラーム革命最高指導者は、国は労働と起業家精神を真に必要としていると強調した上で、「イランは“国の躍進へと向けた準備”と、“敵どもの経済的圧力”という2つの根本的理由が示すように、ほかのどの時代よりも強く、労働と企業家精神を必要としているのだ」と述べた。

(中略)

 同師は、〔欧米という〕覇権体制による制裁と経済的圧迫にも言及し、以下のように加えた。「この一連の経済的圧迫に対抗するためには、“真の抵抗経済”を創り出す必要がある。企業家精神というものの真の意味も、まさにこのことにあるのだ」。

覇権主義者たちが目論む対イラン制裁の最終目標

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、覇権主義者たちが目論む対イラン制裁の最終目標とは、イスラーム革命以前の悪魔的支配を復活させることであるとして、「イラン国民の敵どもは、経済的圧迫によって民衆を無力感に陥らせようとしている。そうすることで、民衆がこの圧迫は政府の働き〔が悪い〕せいだと思うよう仕向け、政府と国民の間の関係を断ち切ってしまおうと目論んでいるのだ。しかし彼ら敵どもは、〔イスラーム革命が起きた〕30年前と同様、この国の国民をよく理解していない。彼らの企みは、完全な計算間違いなのだ」と指摘した。

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( 翻訳者:水谷陣也 )
( 記事ID:20126 )