■ ドバイワールド、債務の再編で公式合意へ

2010年09月10日付『クドゥス・アラビー』紙（イギリス）HP1面

【ドバイ】

金曜日、ドバイ政府は、政府系持ち株会社のドバイワールドが249億ドルに達している債務の再編で自社の債権者の99パーセント以上と合意したと発表した。声明によると、同社は良好な状況にあり、数週間の内に債務再編を完了できるという。

　ドバイ首長国の金融政策高等委員会のアフマド・ブン・サイード・アール・マクトゥーム委員長が声明を発表し、「この合意は、債務再編のための公正でバランスの取れた提案に対する強固な意見の一致を公式な枠組みの中に位置づけるものであり、ドバイワールドを力強く安定した財務状況にするための重要な一歩とみなされる」と述べた。

　また声明では、「ドバイ政府は今後も株主として関与を続け、援助していく」「政府は[ドバイワールドの不動産開発子会社である]ナヒール社へ関心を向け続けていく。また政府はナヒール社が債権者との交渉でこれまでに成し遂げた進展に満足している」とも述べられている。

　7月22日に債権者向けに提出され、8月にロイター通信がそのコピーを手に入れた債務再編の最終提案では、ドバイワールドが債権者との合意に達することを目指している約束の期日は10月1日であることが明らかになっている。

（後略）

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（ 翻訳者:神田春奈 ）
（ 記事ID:20152 )