革命最高指導者「国は科学ジハードを必要としている」
2010年09月06日付 Jam-e Jam 紙
大学は国家発展の原動力であり、もし国民が栄誉と独立、力と富を求めるのならば、大学を強化する必要がある。これこそ、イスラーム革命最高指導者が昨日の午後、大学や高等教育機関の教授ら数百人との面会のなかで行った演説の骨子に他ならない。
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学術界代表らによる演説が終わると、イスラーム革命最高指導者は、イランの栄誉と誇りにおいて大学が占める大いなる重要性について触れ、「国はあらゆる分野・領域で、科学ジハード(神の道における戦い)の遂行を必要としている。小生は注意深く厳密に、また危機感を持ちながら、この非常に重要な問題を追い求めていく所存だ」と強調した。
同師はさらに、国の科学的発展に横たわる問題や障害の数々について触れ、「イスラーム文化において、ジハードの意味とは、いかなる領域であれ、障害を打ち壊す努力をすることである。このイスラーム的視点からみるならば、国家は真に科学ジハードを必要としているのだ」と付け加えた。
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はまた、科学先進国が科学的な知や便宜の提供を渋り、独占主義的な態度を示していることも、国の科学的発展に横たわる障害の一つとなっているとし、「内部から沸き上がる情熱によって、この障害を克服しなければならない」と指摘した。
イスラーム革命最高指導者は、イラン国民には科学や文化の領域で栄誉ある歴史があり、科学や知識の頂きを自らのものとするにあたって、イラン人の知性と才能は有利に働くだろうと指摘した上で、さらに「イスラーム革命は、国の科学的発展を決定づける諸要素に、〔イラン国民としての〕目覚めと力強さの感覚を加えてきた〔=イスラーム革命はイラン国民に、イラン国民としての自覚と自信を与え、イランの科学的発展への道筋をより強固なものとした〕」と述べた。
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( 翻訳者:多田直輝 )
( 記事ID:20170 )