ハッキャーリのユクセコヴァ郡で起きた爆発で負傷者がいることが分かった。今日14時30分頃、ユクセコヴァの最も主要な道路であるジェンギズ・トペル通りで爆発が起きた。最初の発表によると、爆発で警官7人を含む11人が負傷したと伝えられた。事件現場には多くの救急車と警官隊が送られた。
ハッキャーリのユクセコヴァ郡で、タクシー営業所が所有する小屋で爆発が起こった。これにより警官7人を含む10人が負傷した。この負傷者を運ぶ救急車が事故を起こし、さらに1人が負傷した。
昨日ハッキャーリで9人が亡くなった地雷攻撃の犠牲者のうち、ジャネ・ダヤンさんとセミハ・ダヤンさんが郡の中心部から3キロのところにあるアカルン墓地に埋葬された。この葬儀の参列者が郡の中心部に戻る途中、爆発は起こった。爆発の原因はまだ解明されておらず、タクシー乗り場の近くにいた警官7人と3人の国民の計10人が負傷した。この爆発で近くにあった建物のガラスも割れた。
■遺体が埋葬された
昨日の朝、ハッキャーリのドゥランカヤ町ゲチトゥリ村発ハッキャーリ行きの、エロル・アイドゥンさんが運転する「65EN341」ナンバーのミニバスが走行中に、道路に設置されていた地雷が爆発し、これにより9人が命を落とし4人が負傷した。地雷攻撃で命を失った死者の検死が行われた後、遺体は今朝、ハッキャーリ国立病院から遺族に引き渡された。9人は今日行われた葬儀で涙とクルド語の弔辞と共に土地に埋葬された。
遺体が引取られる際には、平和民主党(BDP)党員のハッキャーリ知事ファドル・バディルハンオール氏を含むおよそ1000人の人が病院の前に集まった。集まった群衆は何度もPKKとアブドゥッラー・オジャランを支持するスローガンを叫び、政府に抗議するグループもあった。
このとき、集まった群衆の中にいた何人かが新聞記者に反発し、カメラマンが殴られた。保安部隊と病院前に集まった人々が仲裁に入って、怒気荒いグループは鎮められた。警察が病院とその周辺一帯を警備下に置いた後、遺体は遺族に引き渡された。
■デミルタシュ党首が強く主張:軍警察諜報テロ対策局(JİTEM)が関係する事件だ
BDPのセラーハッティン・デミルタシュ党首は爆発地点の調査に立ち会い、記者会見を行った。デミルタシュ党首は爆発の衝撃で出来た窪みの隣で会見を行い、次のように述べた:「この事件をPKKが起こしたのなら、我々はやはり同じ痛みを感じただろう。PKKを無罪にしようと努力しなかっただろう。これは挑発的な、JİTEMが関係している事件だ。これらの挑発的な事件に立ちはだかるために、私は首相にもう一度呼び掛けたい。あなた方に差し出された平和の手を拒否しないでいただきたい。話し合いを始めましょう、そしてこの事件を解決しましょう。国家にとってこの事件は1時間以内に解決されうる問題だ。しかし首相は厳しい発言でこの人々を傷つけている」と述べた。
■ハッキャーリでの葬儀で警官へ投石
地雷の犠牲者で、ハッキャーリの中央にあるガーズィ地区で埋葬されるエシュレフ・ギュルさんの遺体が近親者により引き取られ、人々の肩に担がれ運ばれた。遺体が運ばれる中、何人かの人々は周りを警備していた警官に攻撃した。警官は襲撃者を圧力水と催涙弾を使って散らした。
エシュレフ・ギュルさんはガーズィ地区で、犠牲者のうちシリン・クルトさん、ザリフェ・チフッチさんとヌルッラー・ウムト・チフッチちゃんはイェニ区とクラン区でそれぞれ葬儀が営まれ、弔辞と涙の中、埋葬された。参列者はPKKとアブドゥッラー・オジャランを支持するスローガンを叫んだ。遺体が埋葬されている間、遠くから警官が警備しているのが見られた。
遺体の埋葬後、葬儀参列者の大部分はハッキャーリの中心部に集まり始めた。市街地で警察は厳重な警備を敷き、とくに公共の建物と戦略的地点に警備を集中させた。
■村に兵士はいなかった
国立病院から厚生省と知事府の保有する救急車に乗せられたアイドゥン・エロルさん、エネス・エロルさん、そしてエブゼイド・イデムさんの遺体は同行車両が列をなし、事件が起きたゲチトゥリ村へと運ばれた。村では兵士の警備がとられていないのが見られた。3人がここで5000人の参列者が見守る中埋葬されるとき、犠牲者の近親者らは神経発作を起こした。葬儀ではしきりにPKKとオジャランを支持するスローガンが叫ばれ、村人たちは新聞記者らに反発した。村人は県外から来た記者らに葬儀の取材を認めず、村にはハッキャーリで働いている記者だけが入れられた。村で葬儀に参列した大部分がその後ハッキャーリの中心部に行動した。
■ユクセコヴァではシャッターが下ろされた
地雷攻撃で死亡した犠牲者のうち、ジャネ・ダヤンさんとセミハ・ダヤンさんの遺体が埋葬のためユクセコヴァ郡に運ばれる時、同行車が衝突事故を起こし、これにより3人が負傷した。ユクセコヴァでは今日は葬儀のため商店はシャッターを下ろし、オフィスは開けられなかった。
■2万人が参列
ユクセコヴァでの2人の犠牲者の葬儀にはおよそ2万人が参列した。メルケズ・クシュラ区の中央ジャーミーで営まれた追悼礼拝の後、遺体は公用車で3キロメートル離れたアカラン墓地へと運ばれた。約2万人の人々も葬儀後には墓地へと歩き始め、しきりに「復讐を」、「党首なしに生きることはできない」と、PKKとアブドゥッラー・オジャランを支持するスローガンを叫んだ。
警察が葬儀のために遠くから警備する一方、BDPは安全警備のため党員を動員した。イペキ・ヨル通りは葬儀の為に封鎖され、BDPの警備係は公共の建物の前を包囲した。遺体はその後アカラン墓地に埋葬された。
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( 翻訳者:林奈緒子 )
( 記事ID:20189 )