試験問題漏洩で教育学部門公務員試験、再試験へ
2010年09月17日付 Yeni Safak 紙
公務員採用試験は無効とされ、再試がまもなく行われる
公務員採用試験教育学試験は、「試験のプロセスで一部に不正が行われた可能性がある」ため、無効とされた。この試験、およびすでに延期が発表されているその他の試験の日程は、大学入試センターにより、まもなく発表される。
■公務員採用試験(KPSS)に無効決定
大学入試センターが主催し2010年7月10日に実施された試験を、約28万人の教員志望者が受験した。しかし、試験問題が試験前に漏洩していたという主張を受け、国家監査委員会と高等教育機構調査委員会、検察局は調査を開始した。調査を指揮したシャーダン・サクナン共和国検事は大学入試センターへの捜査も行った。
大学入試センターは文書による表明で次のように述べた:
公務員採用試験の教育学部門テストは「試験の過程においていくつかの不正行為が確認されたため」無効とされた。
大学入試センターは文書表明において、試験中止を通知し、次のように述べた。
「試験の過程においていくつかの不正行為が確認されたことを受け、修復不可能な損失が出ることを防止するために、2010年7月10日〜11日に実施された教育学部門公務員採用試験は無効とされた。この試験と、それ以前に延期が発表された他の試験についても近々試験日程の発表を予定である。」
■すでに出願している人は、再出願の必要なし
無効とされた2010年度公務員試験教育科学試験の再試が今年度中に実施されることが報じられた。
公務員試験において試験問題が漏洩したとの疑惑と、それを受けて実施された調査のために、大学入試センターは、公務員外国語試験と医師専門教育受講資格試験を含む12の試験の中止を通知し、これらの試験を今年度中に実施することをすでに発表している。
大学入試センター幹部は公務員試験教育科学試験も他の試験と同様に今年度中に再試を行うが、教員任命の期日を目前に控え、可能な限り早く日程の通知を行うと述べた。
また、再試験のための出願手続きはなく、2010年7月10日に実施された試験の受験者は、公務員試験教育科学試験の再試をもう一度受験し直すことになる。教育科学試験には約28万人が受験していた。
さらに、公務員試験教育科学試の試験問題を作成する委員の変更を行うかどうかは現時点では確定しておらず、これに関して高等教育機構が決定を下すと報じられた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:佐藤悠香 )
( 記事ID:20193 )