露出度高い衣装にもモザイクをかけないように―TRT、製作会社に「注意」
2010年09月25日付 Milliyet 紙

TRTミュージック放送(TRT:トルコ・ラジオ・テレビ協会)取締役のネジャティ・ギョクセル氏は、歌手のアジュダ・ペッカンさん、ズィネット・サルさんらの肌の露出部分などにモザイク処理を行っていた音楽番組の製作者を注意したと発表した。

TRTミュージック放送の芸能情報番組「Müzik Haber(ミュージック・ニュース)」で、歌手のアジュダ・ペッカンさん、ズィネット・サルさんの肌の露出部分にモザイク処理を施した問題が物議を醸している。
ラマザン中にキプロス島で開催されたペッカンさんのコンサートで、(衣装の)スリットから見えたインナーウェアがモザイク処理されたり、文字で隠されたりした。

またズィネット・サルさんの胸の肌の露出部分にも同様の処理が施された。

TRTミュージック放送取締役のネジャティ・ギョクセル氏はモザイク処理について、外部注文として制作を依頼している会社が放送基準に触れるのを懸念して行ったものだと明らかにし、次のように続けた。

「制作側は、露出が放送基準触れるとして過剰な処理をしてしまったようです。誠に遺憾に感じます。「今後いかなるモザイク処理もしないようにしていただきたい。放送に支障をきたすと考えられる映像は、放送を先送りするか、あるいは放送しないかにしてください。」と申し上げました。しかし露出のある映像を放送しておいて、その上からモザイクをかけようとすることは、私には合理的とは思えません。」

番組製作者のシナン・ユストゥネル氏は「アジュダ・ペッカンさんのコンサートの会場となったホテルの名前を隠すためにモザイク処理を施したのですが、その際に映像がずれてしまったようです。これは単なる技術的な問題です」と語った。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:20249 )