「マグリブのアル=カーイダ」、フランス人人質の写真を公開
2010年10月01日付 al-Hayat 紙


■「マグリブのアル=カーイダ」、仏政府との交渉促進のため人質の写真を公開

2010年10月01日付アル=ハヤート紙(イギリス)HP1面

【アルジェ:アーティフ・ケダードゥラ】

「イスラーム的マグリブのアル=カーイダ」は、ニジェール東部のウラン鉱山側で誘拐された仏人の人質5人の写真を公開した。アフリカ人の人質2人も共に写っている。仏人人質らが武装組織メンバーにより尋問されている姿[音声]が、生存の証拠として示されており、仏政府との交渉開始の前触れとみられる。

この写真は、人質の解放条件に関する交渉開始のゴーサインを仏側に示すものと見られ、その条件には身代金の支払いもしくはアル=カーイダに属するイスラーム主義活動家らの釈放を含む可能性がある。

アルジェリアの治安筋が本紙に語ったところによると、今回マグリブのアル=カーイダは仏当局と徹底した秘密交渉を行うと決めている。これにより、もし身代金を支払わなくてはならない場合、フランスをヨーロッパ諸国によるいかなる圧力からも引き離す、あるいは周辺アフリカ諸国のいずれかに拘束者の解放を求めて圧力をかける事を狙うと見られている。また同筋は、数週間前に仏人人質が殺害されたシナリオが繰り返されるのを恐れている仏政府が人質解放のために軍事的介入を行うとは考えられないと述べた。

同筋によると、アルジェリア政府は誘拐犯らが現在人質を分散して拘束しているとの情報を入手した。これは写真撮影が誘拐後数時間の内に行われたことを意味する。また仏側とマグリブのアル=カーイダとの交渉内容が、トーゴとマダガスカル国籍の人質2人の行く末にまで及ぶかどうかについてははっきりとしていない。この2人は、アル=カーイダが「アリーファ」及び「サートゥーム」の2企業で働く5人のフランス人へ攻撃を仕掛けた際に拘束された。

今回の写真では、人質たちは誘拐当時と同じ私服を着用している。座っている彼らの背後には武装した7人が立っており、人質の頭に武器を向けている。誘拐犯らは身元を隠すため顔を覆っている。写っている四輪駆動車は砂漠を移動する際に通常用いられるものである。

フランス政府は、人質らがマリ王国北部に位置するティメトリンの名で知られる地域の砂漠に拘束されていると考えている。この地域はアルジェリアとの国境から100kmほどの距離にある砂丘地帯である。

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( 翻訳者:川上誠一 )
( 記事ID:20301 )