大学入試、鉛筆・消しゴム・飲み水支給、イヤリング禁止―カンニング対策強化
2010年10月05日付 Yeni Safak 紙
大学入試センターではこれまでに行なった試験でとられていた安全対策に加える形で、いくつかの新たな対策を取ることになった。
■ イヤリングでさえも禁止
この新たな対策によると、受験者および試験関係者は、警備員により人の手と機械で検査されることになる。携帯電話、時計、ワイヤレスで連絡をとることのできるブルートゥース、またそれに似た機器、そしてイヤリング、ブローチ、小銭などの金属を含む物品、あらゆる電子機器や機械を建物内に持って入ることはできなくなる。
発表された情報によると、大学入試センターが行なった試験では、より安全性を高める目的でこれまでにとられてきた対策に追加する形でいくつかの新たな対策を取ることがわかった。
■ 試験会場の教室には時計を設置する
新たな対策によると、試験が行われる建物の入り口で受験者および試験関係者は、安全対策警備員により人の手と機械で検査されることになる。携帯電話、時計、ワイヤレスで連絡をとることのできるブルートゥース、またそれに似た機器、そしてイヤリング、ブローチ、小銭などの金属を含む物品、あらゆる電子機器や機械を建物内に持って入ることはできなくなる。
受験者は試験会場の建物内へ受験票、身分証明書、6ヶ月以内に撮影された証明写真1枚のみ持って入ることができる。
試験に必要となる鉛筆2本、消しゴム、鉛筆削り、ティッシュ、水、飴は大学入試センター側からすべての受験者に問題用紙とともに配布される。
試験が行われる全教室には、大学入試センター側によって直径20cmの壁掛け時計が設置される。
試験を受ける受験者には写真付きで、正規の個人身分証明書としてIDカードまたはパスポートのみ認められる。その他の身分証明書では認められない。そうした身分証明書を持っていない受験者は絶対に試験会場へ入ることができなくなる。
試験前に、全試験会場の建物は警備員と試験関係者によって細かくチェックされ、建物内にあるすべての携帯電話やワイヤレスで利用できる機器は、試験関係者の安全を確保した上で利用できないように手だてがとられる。
試験実施中は試験会場で建物と関わる試験責任者以外に誰も携帯電話や連絡機器を持つことはできない。
試験開始後は、試験時間の4分の3が経過する(合計時間が120分の試験では90分が経過する)まで、あるいは残り15分になるまで、受験者は試験会場から外に出ることはできない。
試験開始後、受験者はトイレが理由で外に出ることはできなくなる。試験会場を出た受験者は絶対に試験会場に戻ることはできない。
健康上の問題で試験中にトイレに行かなければならない者は、この状況を正式な健康診断書で大学試験側に伝え、彼ら専用の特別な建物で試験を受けることが求められる。
建物の入口で手間取らないよう受験者はかばんやそれに似た物品を試験会場内に持ちこまない、試験に金属製のアクセサリーのないシンプルな服装で来る、試験の1時間前には試験会場付近にいる、試験会場に時間内に入るなど、特に重要な注意事項を伝えた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:小川玲奈 )
( 記事ID:20355 )