大学寮事件、第1回裁判の審理が終了:27名の被告について審理
2010年10月06日付 Jam-e Jam 紙
大学寮事件の被告27名に対する第1回目の裁判の審理が、昨日の朝行われた。
軍司法庁広報部の発表として中央報道局が伝えたところによると、大学寮事件の被告のうち23名と彼らの弁護士〔‥‥〕らが出席したこの裁判で、裁判長はまず〔‥‥〕「法律にもとづき、被告らの氏名の公表は、裁判所の判決が確定した後、可能になる」と発表した。
続けて、被告らに対する起訴状が読み上げられ、容疑の内容、及びその理由について、裁判長の方から被告らに向けて説明が行われた。
〔‥‥〕
被告らに対する審理は、後日再び行われる予定。また、法廷での審理が始まった被告27名に加えて、17名の容疑者に対する軍事検察庁での捜査もすでに終了しており、これら容疑者の件についても、起訴状の発行とともに、早いうちに裁判所に送られる見込みである。
ハーメネイー・イスラーム革命最高指導者が「重大違反行為」として言及した大学寮襲撃事件では、複数の学生らが被害を受け、彼らの財産に損害が生じた。また一部マスコミは、この事件で数人の犠牲者が出たと報じたが、公式筋はこの報道を認めていない。
この事件は、第10期大統領選挙後に起きた最初の事件の一つであり、当局者らは事件発生当初より、事件の容疑者らを徹底捜査し、裁判にかける必要性を強調してきた。
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( 翻訳者:井口秀太 )
( 記事ID:20357 )