オズジャン高等教育機構長からスカーフ着用者へ「教室を追い出されたら申し出なさい」
2010年10月12日付 Yeni Safak 紙

高等教育機構(YOK)長のユースフ・ズィヤ・オズジャン博士は「学生の誰ひとりとして、スカーフ着用を理由として教室から追い出されることはありません」と述べた。

ファルク・サラチュ・デザイン高等専門学校の始業式に参加するためにブルサを訪れたオズジャン高等教育機構長は、大学におけるスカーフ問題についての質問に応じた。

オズジャン博士は、セルチュク大学とトラブゾンの黒海工科大学において、スカーフを着用した何名かの学生達が教室に入れなかったこと、またアクサライ大学において、追加合格の手続きのため大学に来ていた一人の女子学生が、スカーフ着用を理由に校内に入れなかったことについてコメントした。オズジャン博士は、諸大学においてスカーフは問題ではないことを指摘し、「(上記のような行為を受けた)学生達は、陳情書によって私たちに申し出なさい。そうすれば、私たちは必要な措置を講じます。もはや大学においてスカーフ問題というものはありません」と述べた。

スカーフをした学生達が、スカーフをしない学生達に対し「周囲の環境による圧力mahalle baskısı」を行うという見解に関しては、根拠のない話であるとオズジャン博士は述べた。また博士は「そのようなことはおこりません。同様に、スカーフをしない者達が、スカーフをする者達に圧力をかけてもなりません。私が保証します。このことを共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール党首にも述べました」と語った。

「18歳になった娘の服装について口出しすることが、どんなに彼女たちの名誉を傷つけることでしょう」と語るオズジャン博士は、また以下の様に述べた。「スカーフについて、皆さんが納得できる段階に来ました。もはや、私たちの大学においてこの問題が議論されることはないでしょう」 と述べた。

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( 翻訳者:濱田裕樹 )
( 記事ID:20373 )