オズジャン高等教育機構長激怒―カンニング問題に進展見られず
2010年10月13日付 Radikal 紙

公務員試験(KPSS)で起こったカンニングスキャンダルで、犯人が約二か月間も見つけられなかったことに関して、高等教育機構(YÖK)長のユスフ・ズィヤー・オズジャン教授が激怒した。

何千人もの人が待ち望んでいる犯人発見が、なかなか出来ないことに対して不平をもらすオズジャン機構長は「もういい加減泥棒が見つかってほしいですよ。見つけ次第、世間に公表して、人々を悩ませたこの泥棒に恥を覚えさせてやりますよ」と語った。

オズジャン機構長は、KPSSでのカンニング事件に関して実行された捜査での近況について、ヒュッリイェト紙に以下のように語っている。「検察当局はかなりきちんと捜査をしていますよ。私たちもYÖKとして、調査を続けています。大学入学試験でカンニングした者とカンニングを手伝った者が数月後に判明したのと同じように、KPSSでの泥棒も誰だかわかると私は信じています。実際、この犯人を発見できなければ、私たちが再建しようとしている大学入試センター(ÖSYM)で信頼のおけるシステムが形成できません。満点や高得点を取った受験者とその関係者が調べられ、その結びつきがどのようなものであったのかを明らかにする努力がなされています。私たちが継続してきたこのような全ての調査によって、近いうちに結論が得られるのではないかと期待しています。検察当局はより正確な情報を持っているでしょう。私たちも継続的に様々な情報を提供しています。現時点における唯一の目的はこの事件を明らかにすることです。私たちを信頼してくれる人たちの期待は裏切りません。」

■犯人の証拠がない

公務員になるという80万人の夢が奪われたKPSSに関しての捜査では、まだ犯人に到達するような証拠が手に入っていない。アンカラ共和国検察当局と警察による捜査は、この数か月間、(データ流出に関係があると思われる)コンピュータの調査を待ちつつ、ÖSYMの運営について情報を集めること以上には前進していなかった。

■お茶休憩

高等教育機構(YÖK)長のユスフ・ズィヤー・オズジャン教授は、昨日(10月13日)ブルサで、トルコで唯一のデザイン学校として知られるファルク・サラチュデザイン専門高校(MYO)の新学期の始業式に参加していた。オズジャン教授は式の前にスカーフをした女性たちが出したお茶を飲んだ。オズジャン教授は、この学校で行われる取り組みによって、ブルサだけではなく、トルコがデザインの世界で影響力を持つことになると考えていると述べた。

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( 翻訳者:智原幸穂 )
( 記事ID:20386 )