アフマディーネジャード「私の望みは、全てのイラン人が小さくとも別荘を一軒もつようになることである」
2010年10月05日付 Mardomsalari 紙

アフマディーネジャード大統領は「友愛住宅」プロジェクトの一環として建てられた1002棟の住宅の開所式で、住宅価格を下げるための政府の計画について語った。また一方で、周辺地域をめぐるアメリカの政策を批判し、激しい口調の発言を繰り広げた。

 イラン労働通信(ILNA)によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領は次のように述べた。「住宅とは、人間にとって単に夜寝るためだけにあるのではない。むしろ、そこは生活の場なのである。人間の生活にとって重要な部分は、住居空間とその周辺環境にあるのである」。

〔‥‥〕

 アフマディーネジャード大統領は住宅への関心は文化、家族そして社会の将来への関心に他ならないとし、「〔‥‥〕第一歩として、今後3年で住宅に対する人々の不安がなくなるよう、計画を立てなければならない〔‥‥〕」と述べた。

〔‥‥〕

 大統領は続けて〔‥‥〕、「私の望みは、全てのイラン人が小さくとも別荘を一軒もつようになることである〔‥‥〕」と語った。

 アフマディーネジャード大統領はまた、西洋諸国に対し、「あなた方の時代は終わった。あなた方は犯罪行為をやりたい放題、やり尽くした。荷物をまとめて、この地域から出ていくがよい。あなた方はなぜ、地域の保護者を気取っているのか?あなた方が、われわれの地域にある石油と富を求めていることくらい、とうに承知だ」と述べた。

 大統領はさらに、「彼らは4回ほど脅かし眉をひそめさえすれば、地域の諸国民も怖がって、後ずさりするだろう、などと想像している〔※「4」という数字は、国連安保理がイラン核問題に関し、対イラン制裁決議を採択したこれまでの回数を指しているものと思われる〕。彼らに言いたい。あなた方は誤りを抱えたまま時を過ごしている、〔誤りを正したいならまず〕地域の諸国民に詫びを入れるべきだ、と」と語った。

 同氏は終わりに、地域を不法に占拠している者たち〔=米英軍やNATO軍、及びイスラエル〕に対し、「もし自分の足で地域から出て行こうとしないのなら、地域の諸国民があなた方を蹴飛ばしてでも、地域から追い出すことになるだろう」と述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
関連記事(「2〜3年のうちに失業問題をなくす」:アフマディーネジャード、イーラーム市民の前で約束)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:高山奈美 )
( 記事ID:20393 )