違法両替商、閉鎖処分に:中央銀行、ドル流通への監視を強化
2010年10月13日付 Jam-e Jam 紙
イラン中央銀行は、ドルの市場流通への監視の一環として、ひそかに両替商への巡視を開始したと述べた。
〔急激なドル高リヤール安との関係で〕イラン中央銀行は外貨市場への監視・統制を依然として続けているが、そのような中、両替商らへの最近の警告を実行に移すべく、昨日テヘランにある大型の両替商3軒に対し閉鎖処分を科した。
本紙記者の報告によると、中央銀行は銀行の両替部門や、その他の許可を得て営業している両替商にドルを大規模に供給する政策を実施すると同時に、これら両替商らに対し、現在の状況下で〔ドル売りを控えるなど〕市民へのドル提供をめぐって不当な行為を働き、市場操作を図るような行為は厳に慎むよう、幾度となく厳重注意を与えてきた。
過去3週間、数回にわたってそれとなく警告が発っせられてきたが、ついにこの警告が「正式な形」を帯びることとなった。すなわち、中央銀行ノンバンク系金融機関管理局のモフセン・アッバースィー局長が、数軒の両替商に対して厳しい調子の警告を発したことを明らかにし、さらに「これらの両替商が自分たちのやり方を改善しないのであれば、彼らへの営業許可は間違いなく取り消されるだろう」と述べたのである。
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( 翻訳者:留置彩加 )
( 記事ID:20436 )