2011年度の高等教育機関への予算は2010年度に比べ23%増加したが、「スカーフ解禁」をきめた大学への予算の増加は、60%に達した。
スカーフをした学生が校舎内に入ることを認めると発表した大学のひとつであるトゥンジェリ大学への予算は、昨年の2億500万リラから57.1%増しの3億2300万リラとなった。また、ギュムシュハーネ大学へは44.2%増、スィノプ大学へは30.5%増、ガーズィー大学へも27・6%の増加となった。
ANKA社が中央政府予算案に基づき行った計算によると、2011年の高等教育予算のうち、最大の割り当てはイスタンブル大学が受けた。すなわち、全体額115億390万リラのうちの5.11%にあたる額をイスタンブル大学が受け取ることになる。2011年には、主に、新設大学での教員不足を補うため、8000人の教員新規採用が認められた。
2011年度の高等教育機関への予算は、全体では23%の増となっているが、うち、高等教育機構(YÖK)の予算は、昨年の1831万6千リラから、4.42%増の1912万7千リラとなった。
■「スカーフ解禁」を宣言した大学への予算増は60%に達した
高等教育機構(YÖK)が各大学に送った指示文書をうけ、一部の大学は、スカーフ着用の学生の入校を認め始めた。スカーフをした学生が校舎内に入ることを認めると発表した大学のひとつであるトゥンジェリ大学への予算は、昨年の2億500万リラから57.1%増しの3億2300万リラとなった。また、ギュムシュハーネ大学へは昨年の 2880 万TLから44.2%増で4160万リラ、スィノプ大学へは昨年の2790万リラから30.5%増で3640万リラが支給されることになった。
また、ガーズィー大学への予算は昨年の3億1380万リラからL27・6%増の4億40万リラとなった。バトマン大学は31.4%増、サカリヤ大学は20.3%増となっている。エルズルムのユズンジュ・ユル大学へは18.5%増の1億6480リラ、チャナッカレの18マルト大学へは16.3%増の1億1370万リラが当初配分となる。コンヤのセルチュク大学への予算は、22.2%増の3億2060リラ、アヴァント・イッゼト・バイサル大学は20.5%増の9470万TLである。
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:20450 )