マルマラ地方、記録的豪雨
2010年10月28日付 Yeni Safak 紙


マルマラ地方をおそった強い北風を伴う豪雨は、市民生活に深刻な影響を与えた。ブルサ、チャナッカレ、バルケスィルでは平均の2倍から5倍の降雨量を記録した。このため関係者らは、洪水と地滑りに対する注意を促した。

マルマラ地方において昨夜(28日)から始まり、絶え間なく続いている豪雨により、多くの家屋やオフィスで浸水被害が生じた。ブルサ、バルケスィル、チャナッカレでは、この24時間で月平均の約2倍から5倍の降雨量を記録した。ブルサ市気象センターでは、この24時間で約94.2キログラムの降雨量があり、10月の総降雨量が337.4キログラムに達したことを明らかにした。これにより長年の平均降雨量と比較すると、約5倍の雨がブルサに降ったことになる。ブルサ市のチェキルゲ地区では地滑りによりアパートの壁が崩壊し、住人は救出チームと共に避難した。ブルサのシャハベッティン・ハルプート県知事は、大雨で地盤が緩んでいると述べ、人々に「洪水と地滑りに警戒してください」と注意を呼びかけた。またバルケスィルでは、24時間で1平方メートル平均の2倍にあたる60キログラムの降雨量を記録した。この豪雨の影響でバルケスィルとチャナッカレをつなぐE-87道路が45分間通行止めとなった。平日診療のバンドゥルマ国立病院も洪水により浸水した。チャナッカレでは1平方メートル当たり47.8キログラムの雨が降った。このためアラトル川が決壊し、果樹園が水中に沈んだ。北風の影響で船便も欠航となった。エジェアバトでは豪雨の影響により、キリトバヒル・ナマズガフ砦を取り囲む歴史的な壁の一部が崩れ落ちた。マルマラ地方全域が豪雨により被害を被った。一方イズミルでも、1平方メートル当たり76.4キログラムの雨が降った。

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( 翻訳者:池田峻也 )
( 記事ID:20522 )