スカーフ着用の小学生、授業を受ける
2010年10月28日付 Radikal 紙


ヴァン県にあるヴァリ・ミトハト・ベイ小学校の5年生で12歳のE.S.さんはスカーフを着用して登校したため、昨日、授業への参加を許可されなかった。今朝、父親のメムドゥフ・ソンメズさんと一緒に登校したE.Sさんは、スカーフを着用して整列に加わり、他の生徒たちと一緒に「生徒の誓い」を元気に読み上げた後、校舎の中に入って行った。

父親のメムドゥフ・ソンメズさんはスカーフを着用した娘を登校させても何の問題も無かったと明かした。その一方で、ヴァン国民教育局のアリ・イフサン・サユルル局長は、必要な対応がとられ、(現行の)法に準じさせていくと述べた。

アダナ、メルシン、ディヤルバクル地域の小学校におけるスカーフ問題に類似した問題がヴァンでも発生した。ヴァリ・ミトハト・ベイ小学校の5年生で12歳のE.S.さんはスカーフを着用したまま授業を受けたいと申し出たところ、昨日、学校側はこれを拒否した。

父親のメムドゥフ・ソンメズさんは、娘は信仰のためにスカーフを着用したまま授業を受けるのであり、自身はこのために力を尽くしていくと述べた。
今朝、メムドゥフ・ソンメズさんは白いスカーフを被った娘のE.S.さんと一緒に改めて学校へ向かった。E.S.さんは校庭のベンチに座り、チャイムが鳴るのを待った。その後、同級生らの中に入り、「生徒の誓い」を読み上げて、校内へと入った。父親のメムドゥフ・ソンメズさんは娘を学校へ残して自宅へ戻る際に、何の問題も生じなかったと話した。ソンメズさんは「娘を教室に送って来た。何も問題はなかった」と述べた。

学校側とヴァン国民教育局のアリ・イフサン・サユルル局長はこの件に関する説明を控えた。サユルル局長は以前にもスカーフに関する説明を行ったと述べ、法に従い、問題を解決するつもりだと話した。

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:20525 )