エジプト労働力・移民相「女性の労働参加状況改善を」
2010年10月29日付 Al-Ahram 紙
■ エジプト人労働者数の23%が女性
■ エジプトの労働力の23%が女性
2010年10月29日付『アル=アハラーム』紙(エジプト)HP経済面
【ハルガダ:サハル・ザフラーン】
アーイシャ・アブドゥルハーディー労働力・移民担当相は、エジプトの労働者総数が2500万人に達したと確認した。また、同相は、女性が社会の48%を構成するにも関わらず、女性の割合は労働力の23%を超えず、また男性の間で失業率は3倍に上がり、21%を記録したと述べた。同相は、女性による労働の促進に必要な変革達成に関するマスコミのシンポジウムに参加したが、それはアラブ労働機構がハルガダ市で主催したもので、レバノン労働相、イラク環境相、アラブ労働機構事務局長、紅海県県知事らが出席し、18カ国のアラブ諸国代表らが参加した。このシンポジウムで、アーイシャ労働相は、女性が地方や都市で行っている小規模事業およびマイクロファイナンスなどの成功を収めている試みに光を当てる必要があると主張した。
一方でレバノンのブトゥルス・ハルブ労働相は、レバノンが男女差別問題撲滅に向け大きく前進したと述べた。また、イラクの環境相であり、アラブ労働機構の女性委員会事務局長を兼任するナルミーン・ウスマーンは、女性のすべての可能性および女性のエネルギーの大きさを明確化し、開発活動への女性の参加を促進するためには、今日の女性に与えられている政治的、社会的、経済的役割は決して十分なものとは考えられない、と強調した。これを受けて、アラブ労働機構事務局長アフマド・ヌウマーンは、アラブ社会はいまだ、社会に大量に埋もれているこの女性という人的資源を活性化する必要があると説明した。
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( 翻訳者:加瀬冴子 )
( 記事ID:20528 )