エジプト、電気利用料に変更なし
2010年10月23日付 Al-Ahram 紙

■電力エネルギー相、電気代値上げは季節性の予想にすぎない

10月23日付『アル=アハラーム』紙(エジプト)HPエジプト国内面

【アッサイイド・ヒガージー】

ハサン・ユーニス電力・エネルギー相が断言したところによると、電気代値上げにかんする話は、全て単なる見通しで毎年特定の時期、特に年末年始に出てくる予想に過ぎず、実質的な根拠は無い。

同相は、「各県の電力配給会社に対しては、[電気代]計算枠の料金変更を命じるいかなる告知もガイドラインも出していない」、「2008年まで用いられてきた計算枠は、閣議決定で定められたものである」、「電気代変更は、低所得層に配慮し、透明性をもってなされる調査研究に基づいて、閣議でよく検討されたうえで行われることだ」と述べた。

さらに、国が電力配給会社に43億エジプトポンドを拠出することを明言した。これによって、1時間当たりの発電コストが現在では19ピアストルに上るにもかかわらず、約98%の出資者が利益を得られる。

また、同相が指摘するところでは、全ての電力会社内の商業部門で用いられている利用枠と電気使用量のお知らせをもとに、市民は誰でも請求額を自分で計算できる。以下がその料金体系である。第一利用枠1-50キロワットは5ピアストル、第二利用枠51-200キロワットは11ピアストル、以下、第三枠201-350キロワット16ピアストル、第四枠351-650キロワット24ピアストル、第五枠651-1000キロワット39ピアストル、1000キロワット超の場合48ピアストル。

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( 翻訳者:桑原奈緒子 )
( 記事ID:20546 )