情報省、経済を混乱に陥れようとする者への取り締まりを宣言
2010年10月20日付 Jam-e Jam 紙

情報相代行は、補助金廃止計画の実施妨害を企てる「経済的暴徒」たちに対しては、適切な時期に適切な対応・取り締まりが行われるだろうと強調した。

 IRNAの報告によると、アラヴィー情報相代行は、国家監視機構評議会全国会議が開催されている傍らで行われた記者会見において、「このことに関し、包括的調査が行われた。われわれは、確かな情報を得ている」と付け加えた。

 同氏はさらに、「〔国の各所に張り巡らされた〕諸々の監視機構は、暴動の形成を阻止し、補助金廃止政策を円滑に実施するための計画を立案する義務がある」とも語った。

 情報相代行は、〔社会の〕腐敗の一種として「組織化された腐敗」の存在を挙げ、次にように述べた。「敵は制裁という領域で、〔イラン〕経済の腐敗・混乱に向けてよく計算された計画を用意しているだけでなく、〔自国の〕各企業に対しても、このことについて〔=イラン経済を混乱させるべく〕努力するよう義務を負わせている。というのも、『組織化された腐敗』は、敵にとって〔イラン〕経済を混乱に陥れる際の武器となりうるからである」。
〔※訳註:「組織化された腐敗」とは、物資の退蔵やネズミ講、公序良俗に反する活動のことを指すものと思われる〕

 アラヴィー氏は、国の現在の状況について指摘し、「今日我が国は、政治的領域でアメリカと互角に渡り合っており、自らの存在感を誇示することにおいて、地域〔のその他の国々〕をはるかに上回っている」と述べた。

 同氏はさらに「文化・軍事・安全保障・学術の各領域において、我が国はすばらしい進歩を手に入れ、地域でも第一人者となっている」と指摘した上で、「経済の分野においても、われわれは自らの望む進歩を手に入れ、輝きを得る必要がある」と語った。

〔‥‥〕

Tweet
シェア


関連記事(政府、物資の買い占め対策を計画)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:八十嶋彩子 )
( 記事ID:20559 )