最高指導者「地方州訪問で政府が決めたことはすべて正確に実施されなければならない」
2010年10月28日付 Mardomsalari 紙
イスラーム革命最高指導者は昨日朝、ゴム州の各部門の責任者と面会し、そのなかで〔‥‥〕「ゴム州の発展と開発が今のペースで続くならば、この州がこれまで蓄積してきた停滞も〔早期の〕解消が期待できるだろう」と語った。
同師は、ゴムへの貢献は国への貢献そのものであるとの認識を示した上で、以下のように強調した。「聖なるゴムの街は、イラン・イスラーム共和国の名誉そのものである。というのも、この街は革命と宗教指導者たちの基地であり、最大の神学校施設と学術的・宗教的に優れた人士を抱えているからである」。
イスラーム革命最高指導者は、外国のメディアによる最近のゴムをめぐる大々的なプロパガンダに言及し、それはゴムの重要性を示すものだと指摘した上で、「過去30年間にわたり、反体制関係者らは自らのプロパガンダのなかで、革命とイスラームのシンボル、特にゴムの侮辱と弱体化を企ててきた」と述べた。
アーヤトッラー・ハーメネイーはさらに、「敵の戦線はこれまで常に、イスラームの壮大なる基地にして、イスラームの旗が掲げられたゴムに対して、特別な計略を立ててきた。反イスラーム革命の基地をゴムに建設するという計略も、そうしたものの一つであった〔※〕」と指摘した。
〔※イラン・シーア派宗教界の一部に、イスラーム革命を支持しない勢力がいた(いる)ことを示唆している〕
同師はさらに、「こうした計略では、ゴムの人々の考え方や感情に影響を及ぼすことが目論まれている。こうした計略に対抗する唯一の方法は、ゴムの人々への貢献と彼らの生活が抱える問題解決に、これまで以上に努力することである」と付け加えた。
イスラーム革命最高指導者はその上で、「もちろん、ゴムの人々は最近も〔さまざまな政治的イベントに〕大々的かつ熱狂的に参加することで、敵の計略・プロパガンダに毅然とした態度で応答し、自らが目覚め、また自らの心に信仰心が深く浸透していることを示してくれている」と強調した。
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同師はまた、ゴムで開かれた政府閣議について言及し、「地方州への訪問で政府が決めたこと、そして今日の会議で決定されたことについてはすべて、正確かつ真摯な態度でフォローし、実施する必要がある」と強調、ゴム市が抱える基本的問題として、飲料水や貧困地域、衛生・診療施設(特に女性のそれ)、手工業、農業用水、及び産業をめぐる問題を挙げ、「ここ数年間、第9期・第10期政権〔=第一次・第二次アフマディーネジャード政権〕では、それまでの政権に比べて、数倍もの仕事が行われてきたが、イラン国民の歴史的な停滞が解消されるには、全ての分野でスピーディーかつたゆまぬ運動を続ける必要がある」と指摘した。
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( 翻訳者:井口秀太 )
( 記事ID:20585 )