イラクが日本のエネルギー源を保障
2010年10月28日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■石油相:イラクが日本のエネルギー源を保障
2010年10月28日付『サバーフ・ジャディード紙』(イラク)HPイラク面
【バグダード:各通信社】
フサイン・シャハリスターニー石油相は、日本が必要とするエネルギー資源の保障のため、イラクが主要供給国になると述べた。
石油相は、日本の坂場三男イラク復興支援等調整担当特命全権大使との会談において、日本国内における投資・産業分野の諸事業を運営するためには多くのエネルギーが必要であるため、日本はイラクのエネルギー資源に関心を持っていることを明らかにした。また、イラクは日本の原油・液化天然ガスに対する需要を、最近の需要量に相当する量をもって保障することができると強調した。また続けて、シャハリスターニー石油相は、日本人は恒常的な経済協力関係を築くことで日本とイラクの関係を発展させることを望んでいると述べた。
また石油相は、日本がイラクの複数の油田開発を支援しており、日本がイラクに提供した50億ドル相当の融資を通して、日本はイラクの石油産業を支える石油プラント建設に向けて努力していると指摘した。続けて同相は、「イラクは今日、イラクのインフラ建設および開発を専門とする日本企業の受け入れ準備地域であると考えられている」と指摘した。
一方、日本の坂場三男特命全権大使は、イラクの石油産業振興のために必要な支援を提供し、二国間の協力関係を強化するために、日本がそのための準備を新たにしたと述べ、特にエネルギー・石油分野において、近々更なる協力関係が実現するであろうと述べた。
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( 翻訳者:秋山俊介 )
( 記事ID:20590 )