タクスィム広場を血で染めた自爆犯ヴェダト・アジャルは、RojTVをとおして犯行を指示されていたという可能性が浮上した。
タクスィム広場で自爆テロを実行したヴェダト・アジャルの身元が判明すると、警察は、犯行の詳細解明を始めた。行われた調査では、ヴェダト・アジャルが、暗号化された犯行指示をRojTvから受け取っていたことが確認された。警察は、爆破犯の暗号解読に取り組んでいる。
アジャルは10月8日、爆弾とともにイスタンブルに入り、シリンエヴレルでアパートを借りており、その家主の証言から、入居して最初にRojTvの受信を望んでいたことが判明した。自爆犯のこの要望を知った警察は、最近一ヶ月以内に逮捕されたテロリストの証言を改めて調査した。これにより、大都市での犯行の際、技術的に追跡されないように、テロリストへの犯行指示はテレビやラジオ番組内の暗号メッセージで行われていたと特定した。さらに警察は、自爆犯宅の捜索で、(犯人の部屋に)RojTvの受信用アンテナが設置されていたことを確認した。そしてアジャルが犯行指示を、RojTvで放送されたあるミュージック・クリップ内に隠された暗号から受け取っていた、とみなした。現在警察は、RojTvとMezopotamyaラジオの過去の放送記録を調査し、自爆犯のヴェダト・アジャルがどのような暗号で犯行に及んだのかを調べている。また、テロが実行された10月31日の朝、自爆犯ヴェダト・アジャルをタクスィム広場まで連れて行ったタクシーとその運転手についても捜索中だ。
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( 翻訳者:大久保はるか )
( 記事ID:20599 )