国防相、「契約兵士」採用を検討中
2010年11月05日付 Radikal 紙

ヴェジディ・ギョヌル国防大臣は、契約兵士に関する調整は継続中であると述べ、「これは職業軍人化に向けた重要な一歩である」と語った。

ギョヌル国防相は、トルコ大国民議会(TBMM)の国家予算委員会で、国防省の2011年予算に関して国会議員らの質問や意見に答弁した際、契約兵士に関しては検討中であると語った。

ギョヌル国防相は、同委員会の会合の後新聞記者らの質問に答えた。そして契約兵士に関して、明確な契約期間が定められるのかどうかという質問に対しては、「まだ法律が政府に提出されたわけではありません。我々が検討しているモデルについては話しました。これは、専任軍曹に関係のあるものではなく、他の階級に関するものです。職業軍人化を全く望んでいないのですか?これはそのための重要な一歩です」と話した。

ヴェジディ・ギョヌル国防相は、「兵役についている者が、契約兵士となるのですか?」という質問には、「兵役が終わってからです」と返答した。ある新聞記者が、「一定期間、兵役についた後、一定の給料をもらい契約兵士としての任務を継続するのでしょうか」と聞いたのに対しては、「はい、給料を支給し継続する予定です」と語った。

また契約兵士の所得は給料に関する法案で明らかにされるだろうと述べたギョヌル国防相は、「契約兵士は期間終了まで任務を行い、その後、彼らには賞与が支給されて軍との関係は終了となります」と話した。

ギョヌル国防相は、年齢制限が設けられる可能性についても語り、採用人数は法案に記載されるだろうと述べた。
「この契約兵士の導入により、義務である徴兵制の人員や期間が減らされることはありますか?」との質問に対して、ギョヌル国防相は、「それはまだ後の問題です。まずはこのモデルが成功するかを見ましょう。このモデルが最初に政府の、その後国会の承認を得られるのかどうかも見守る必要があります。まだ検討と調整の段階です。しかし今回は契約兵士という名称にしようと考えています」と述べた。

さらにギョヌル国防相は、契約兵士の地位は現在の専任軍曹とは違うものになると述べた。
そして、この問題に関しては国防省と参謀司令本部ですでに検討されたとし、「この件は首相の命令に従って進められています。我々の考えでこれを行っているのではありません。首相の設けた条件の枠内で検討しています。短期間のうちに閣議に提出できるよう調整しています」と話した。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:20607 )