補助金廃止へのカウントダウン、始まる
2010年10月28日付 Jam-e Jam 紙

補助金廃止法施行の足音が、次第に近づいている。というのも昨日、影響の大きいこの重要な法律の施行に向けた明確なシグナルが3つ、発表されたからである。

 本紙記者の報告によると、・今週末までに全ての州において現金による補助金の口座振り込みが完了すること、・全国30の州で、備蓄されてきた基本的生活物資の〔市場への〕放出の第一段階実施が通達されたこと、そして・基本的生活物資の価格上昇という不測の事態を防ぐために、同業者組合による特別な調査・監視がスタートすること、の3つのシグナルがそれである。

□現金補助金の振り込み、完了へ

 昨日、複数の通信社は、テヘラン州を含む国内全ての州で、今週末までに現金補助金の振り込みが行われる見込みであることを伝えた。

 補助金廃止機構代表の発表によると、現在までに現金による補助金は国内の12の州で各世帯の保護者の口座に振り込まれており、最新の例では東アゼルバイジャン州とハマダーン州が昨晩、現金補助金の支給を受けた。ホラーサーン・ラザヴィー州、北ホラーサーン州、南ホラーサーン州、イーラーム州、ギーラーン州、スィースターン・バルーチェスターン州、ガズヴィーン州、ケルマーン州、コフギールーイェ・ブーイェル=アフマド州、ゴレスターン州の10の州では、すでに各世帯主の口座への現金による補助金の振り込みが行われている。

 また、残りの18州での現金補助金の振り込みは、メッリー銀行の取締役の一人であるモハンマドレザー・ホセインザーデ氏によると、「今週末までに行われる」見込みだという。

 同氏は、今週末までに国内全州で現金による補助金の振り込みが完了する見込みであることを指摘した上で、「テヘラン市民も今週末までに、金融機関を通して現金補助金を受け取ることになるだろう」と語った。

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( 翻訳者:上山詩織 )
( 記事ID:20634 )