上エジプトに8つの総合商業地区を建設へ
2010年10月30日付 Al-Ahram 紙

■上エジプト各県に8つの総合的な商業地区を建設

2010年10月30日付『アル=アハラーム』紙(エジプト)HP1面

【マフムード・ディアーブ記者】

 ラシード・ムハンマド貿易産業大臣は、同省が上エジプトの各県で次世代の商業・物流地区建設に向けた包括的プロジェクトの実施を開始したと発表した。

 その商業・物流地区は、卸売と小売りの市場、貯蔵サービス、果実や野菜の梱包センター、冷蔵施設、流通窓口その他のサービスを備えたものとなる。加えて、既存の市場を改善して販売経路や製品・産品流通の効率や農産品の付加価値を上げ、上エジプト各県の農民の生活向上を図る、さらには消費者に高品質の製品・産品を適切な価格で提供するといったサービスも担う。

 ラシード大臣はこれについて次のように述べた。「この新プロジェクトはルクソール、ベニースウェイフ、ファイユーム、エルミンヤ、ソハーグ、アスワンの各県に8つの商業・物流地区を、三段階に分けて新設するものだ。投資総額は4億9000万エジプトポンドが見込まれる。第一段階では、ルクソール県とベニースウェイフ県に2地区を建設する契約が交わされた。エジプト資本のアハラーム開発・不動産が、ルクソール県に7500万エジプトポンドを投じて面積6万5000平方メートルの商業地区を建設する契約を受注、ベニースウェイフ県ではアラブ資本のある企業が6000万エジプトポンドで面積4万平方メートルの商業地区建設を受注した。現在は、同じくルクソール県とベニースウェイフ県に別の2地区を建設する投資家を募集中であり、ルクソール県の方は面積2万9000平方メートルで投資予想額は4500万エジプトポンド、ベニースウェイフ県の方は面積4万平方メートルで投資予想額は6000万ポンドである」。

 また、国内商業開発機構のアムル・タルアト会長は次のように述べた。「現在、エルミンヤ、アスユート、ソハーグの各県では、国内商業開発機構と各県の協力の下、商業市場の改善が進んでいる」「商業登記その他のあらゆる商業活動にかかわる優れたサービスを提供する5つの事務所が、投資家や商業主の便宜を図るために、上エジプトのいくつかの県の商工会議所に設置されることになった」。

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:今井花南 )
( 記事ID:20648 )