KCK裁判に反発の平和民主党、クルド語使用拡大戦略はじまる
2010年11月13日付 Milliyet 紙

ディヤルバクルで継続中のクルディスタン社会連合(KCK)裁判において裁判長がクルド語を「不明な言語」と裁判記録に表現したことに反発し、クルド語使用拡大戦略を開始した平和民主党(BDP)が、活動範囲を広げつつある。

平和民主党の先導により、会社にクルド語の看板をさげることなど生活のあらゆる面でクルド語を使用するための一連の決定が行われた中、クルド語運動は同党の中央運営委員会で話し合いの末、承認された。

これらの決定事項を速やかに実行に移すことも確認された。クルド系政党の権利自由党(HAKPAR)、参加民主党(KADEP)、クルド民主主義・文化・相互扶助協会(Kurd-Der)やクルド研究所といった数多くの職業団体や市民組織も、平和民主党を支持している。中央運営委員会での決定によれば、これからは警察、憲兵隊、検察を含め事情聴取や裁判といったあらゆる局面でクルド語を使するという。

■ 質問主意書にクルド語

あらゆる分野でクルド語を使うとの決定は、平和民主党の最近の国会会派集会の後、同党の議会での活動にも反映された。ヴァン選挙区の同党国会議員ファトマ・クルトゥランは、トルコ大国民議会(TBMM)に質問主意書を提出し、ムラディエ地方で建設されたダムが引き起こした問題に関し公約が実行されてないことに言及したが、同文書では、トルコ語の横にクルド語が書かれていた。

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( 翻訳者:川原田喜子 )
( 記事ID:20680 )