9日間の犠牲祭休暇の最終日、特にイスタンブルとアンカラのバスターミナルには乗客らの長い列ができた。「7日間、人々をそれぞれの目的地へ送り、2日間でそれぞれの家に送り届けている」と述べたバス会社の関係者は、混雑が今日(22日)と明日(23日)も続くだろうと語った。
規制を強化した交通パトロール隊は、運転者に「寝不足のまま運転をしないように」と警告した。ムーラで、取り締まりにあたった交通警察官は、運転手に眠気覚ましの濃いチャイを提供した。
■9日間の休暇の代償(バランスシート)は大きかった:138人が死亡
9日間続いた犠牲祭の休暇を故郷ですごした人々の帰宅ラッシュで、いたるところの道路で大渋滞が発生した。特にイスタンブルやアンカラのような大都市への上り下り線で渋滞が増える一方、バスターミナルにも乗客の長い列が目立った。休暇中の事故数は深刻なものであった。休暇が始まった11月13日から今日(22日)の17時までに起こった交通事故で138人が死亡し、731人が怪我で、病院で治療を受けた。
バス会社関係者は、臨時便を含めすべて満席であったと述べ、混雑は月曜日と火曜日まで続くと話した。帰省した人々は故郷からお土産をたくさん携えているため、バスターミナルの混雑はより深刻なものとなっていた。犠牲祭の最終日、イスタンブルに戻る車が、エセンレルの広域イスタンブル・バスターミナルと迂回路での交通渋滞を引き起こした。イスタンブル観光トラキヤ地区責任者のオクタイ・カマジュ氏によると、イスタンブルへの上下線で交通渋滞が解消されておらず、バスターミナルの入り口付近では車が規制されていたのにも関わらず、交通渋滞が起こったと話した。
ヨーロッパ横断高速道路のギュルテペ坂の区域は、カンドゥラ料金所とヘレケ料金所があるため、D-100高速道路の市内への入り口あたりで交通渋滞を引き起こす一方、もう一つのほかの重要なトランジットポイントであるボル山でも、ボル地区の高速道路アンカラーイスタンブル線で車の渋滞がひどくかった。ヤロヴァのトプチュラル桟橋でもUターンラッシュのために、イスタンブル海上バス会社(İDO)が臨時便を出した。フェリーの数は14隻に増やされた。バイラム休暇からの帰宅ラッシュの際に混乱が起きないように、橋と高速道路無料化の適用が昨晩(21日)3時まで延長された。この延長適用を知らなかった運転者らは、料金所の前で驚いていた。
■事故の52%が12時から16時の間で起きている
交通局の統計によれば、バイラム休暇で起こった交通事故の52%が12時から16時の間に発生している。事故に遭った運転者の62%が26~45歳の人である。去年の犠牲祭で起こった死亡事故60件のうち18件が歩行者との衝突、16件が道路外への横転事故、6件が側面衝突、5件が後からの衝突、6件が正面衝突、5件が物損事故、4件はその他という形で起こった。
■空港では巡礼者の出迎えで混雑
聖地での巡礼を終えた巡礼者らと、9日間のバイラム休暇の最終日にイスタンブルに飛行機で戻る人々が、アタテュルク空港で混雑を引き起こした。空港管理会社であるTAVにより、旅行者の出口ゲートと巡礼者出迎えゲートの間に安全柵がもうけられ、巡礼者と近親者がスムーズに落ち合えるよう対策が取られた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:20757 )